ネットで調べるとデロイトは激務とかブラックとか出てくるけど、実際どうなの?
やっぱデロイト転職はやめといた方がいいのかな・・・
デロイトは残業時間が長いし激務だけど、どのコンサルファームもたいして変わらない!
むしろコンサルファームの中でも知名度ぶっちぎり・年収高めのデロイトは超おすすめ!
本記事では、上記の内容について、統計データや、デロイトに転職した私の先輩の話も交えて解説していきます!
なお、そもそもデロイトについてあまり知らないという方は以下の記事をまず読んでみてください。
- 総合系コンサルファームに5年間勤務。
- 転職活動は3回経験。戦略ファームへの転職活動も行う。
- 現在は地方の中小コンサルに勤務中。
なお、私のデロイトへの転職活動の体験談を知りたい方は、【選考体験談/20代】デロイトトーマツコンサルティング(モニターデロイト)の転職面接をチェックしてください。
目次
統計データからみるデロイトの残業時間や激務の状況
口コミサイトとして有名なOpenWorkの投稿内容から、コンサルファームの残業時間を比較してみました。
上位は戦略ファームが占めるものの、総合系ファームの中ではデロイトが一位です。
もちろんですが、あくまでOpenWorkに投稿している方の平均であり、実態とは異なる可能性があります。
また、会社全体の平均であるため、コンサル以外の職種も含まれるファーム(アクセンチュアやアビームなど)はコンサル職の実態とは異なる可能性があることも注意が必要です。
また、激務っぷりの伝わる口コミもいくつか抜粋してみました。
プライベートとのバランスはしにくいと思われる。やはりクライアントの顔色を見ながら仕事をしないといけないので、想定より多い業務を引き受けざるを得なくなるケースがままある。そのため、2週間後に自分がどれくらい働けばいいのかわかりにくく、ブレが大きい。あえて私見を言うと、「繁忙期」なるものがはっきり決まっておらず、労働時間というよりも先が読めない状況に常に身を置かざるを得ないことがストレスであると思われる。
場所や案件に大きく左右されるが、基本的には月50〜150時間程度の残業があると考えた方がよい。案件の状況によっては、平日は9:00〜26:00、土日も裏で稼働している人も見受けられるなど、ワークライフバランスが整っているとは言い難い状況。ワーキングプログラムなど、状況に応じて9:00〜17:00で働くことも可能だが、実態としては裏で稼働することも少なくなく、働く時間帯自体は調整しやすいかもしれないが、労働時間自体はかなり長時間労働になっている。またその現状を変えるように動いているようだが、現実的な施策などはなく、形だけの改革となっている印象。
WLBはない
だが、こればかりはコンサルティングという仕事である以上はもうどうしようもない (プロジェクト運も大きい)
土日休みこそあるが、月〜金で働き詰めにされるのでその疲れが溜まりすぎて殆ど休息にもならない
朝は若干遅く始められる事もあるが(フレックスなので)、結果2~3AMまでパソコンを開いていないといけない事が多かった
ギリギリまで働き、ギリギリまで睡眠して、またギリギリまで働く、というサイクルなのでライフなんて殆どない
起きた瞬間からパソコンを起動、寝る手前でシャットダウン、がほぼ毎日続く
結局、使える人(体力的にも能力的にも)はガンガン使われて、あまり使えない人は緩いプロジェクトで悠々と過ごせるという印象
クライアントに対して安売りしているので、『1人にどれだけ限界まで負荷をかけて品質を担保したアウトプットを出せるか』が焦点である以上、個人のライフは無くなる(家族の事情、女性の体調関連の事由であればかなり気を遣ってもらえるが、それ以外の単なる休暇などはいい顔はされない)
デロイトに転職した先輩に聞いた激務・ブラック具合
私の仲の良い先輩がデロイトに転職したのですが、デロイトの働き方について聞いたことがあります。
- 朝と夕方にマネージャー(上司)と進捗確認の打合せが入る。
- もちろん激しく詰められる(コンサルとして価値がないなどと言われる)
- 朝の指摘事項は夕方までに修正。もちろん夕方の指摘事項は翌朝までに修正。
- これを月曜から金曜まで繰り返し続ける。
うわ、めっちゃマイクロマネジメント・・・。そして寝れないやつ・・・。正直自分だったら吐きそうになりますね。
と思ってたら、先輩も身体を壊してしまい、一時期はメンタル系の薬を飲んでいたそうです。
(今はもう大丈夫みたい)
もちろん、プロジェクトや上司によりますが、これくらいになることは十分あります。
デロイトの退職理由
激務やブラック具合を把握するのにデロイトを退職する理由も参考になります。
退職理由をいくつか抜粋してみました。
1、ワークライフバランスの悪さ
平日はプライベート生活がないに近しいです。 プロジェクトによって週末も作業しないといけない場合があります。 スタッフ層の残業の多さも目立ちますが、周りのマネージャー層の業務負担もかなり重く、ほぼ週末返上+平日深夜までオンラインのようです。 昇格するにつれどんどんワークライフバランスが悪くなる実態です。
2、人間的魅力の薄さ
重圧のもと日々過ごしてることもあり、年々周りのイライラ・あたり強さが目立ちます。個人的に業務を全う以外に、マネージャー層の苛立ちを受け止めないといけないことが非常に疲弊します。 仕事上勉強することは多いかもしれませんが、人間的魅力を感じることが少なく、長期的に働きたいとは思えない環境です。
ちょうどCOVIDの流行が始まった時期で、生活環境の変化に戸惑って周りの人がどんどん体調を崩してしまい、残っている人の業務量が増えてまた体調を崩す人が増え雰囲気が悪くなり…という悪循環になってしまい、私個人も疲れてしまったので体調を崩す前に辞めることを決断しました。
労働集約的であることに間違いなく、家族の事業でWLBを求めて退職を検討している。
長時間残業・激務はデロイトだけに限らない
ここまでさんざんデロイトが激務でブラックだと説明して(煽ってw)きましたが、正直いうと、デロイトだけに限りません。
コンサルファームは多少の違いがあれどだいたいこんなもんです。
特にBig4は、Big4同士で転職しあっているんですから、それぞれのカルチャーなんてあってないようなもんです。
残業や激務具合はむしろ上司やプロジェクトによる
私が所属していた某総合系ファームでもプロジェクトによっては以下のような残業時間の時がありました。
- 12月:100時間
- 1月:140時間
- 2月:200時間
- 3月:180時間
- 平日・・・1月くらいからは日を跨ぐ前に帰った日はほとんどなし
- 休日・・・土日の片方はほぼなし。忙しい時は土日両方とも仕事
冒頭で見せた統計データのどのファームよりも明らかに残業時間が多いですよね?
これはえげつないプロジェクトだったので、こんな激務っぷりになりました。
こんな感じで、残業時間や激務具合は、ファームというよりも上司やプロジェクトによって決まる場合がほとんどです。
ですので、デロイトが長時間残業&激務でブラックということではなく、どのコンサルファームであっても、所属したチームの上司や担当プロジェクトによってはブラックになりうるということです。
ちょっと話はそれますが、コンサルファームの働き方の実態を掴もうとする場合、冒頭の統計データのような平均残業時間はあまり意味がありません。(じゃあ紹介するなよっとは言わないでねw)
その理由は、プロジェクトによって残業時間の変動が激しすぎるからです。プラスの言い方をすると暇な時はめっちゃ暇です。(1日8時間も働かないです)
このあたりの実態は、【実態暴露】コンサルファームの残業時間【転職前に知るべき】で解説していますので、気になった方はチェックしてみてください。
デロイトやめとけ=コンサルやめとけということ
ここまでの話からわかるように、コンサルファームの中でデロイトだけが残業時間が長いとか激務だというわけではありません。
つまり、激務だからデロイトへの転職を躊躇してしまう方は、デロイトに限らず他のコンサルファームへの転職でも躊躇してしまうということ。
ちなみに、コンサルやめとけと言われる理由は、突き詰めるとだいたい以下のどれかに当てはまります。
- 長時間労働で体を壊すかも
- 給料は高いけどコスパが悪い
- 案外、事業会社に転職しにくい
≫参考:【後悔しないで!】コンサルやめとけの理由と退職理由【元コンサルが解説】
割と3点目が意外じゃないですか?
コンサルでキャリアに箔をつけた後に事業会社でゆったりまったり仕事しようなんてキャリアは、実はそうそううまくいかないんです。
ある程度はコンサルで骨をうずめるつもりがないと転職して後悔することになると思います。
(もちろん年収落としていいならキャリアチェンジも可能ですけどね)
コンサルに向いている人はぜひ転職するべき
また、以下の性格に当てはまる人はコンサルに向いていると思います。
- 精神的・肉体的なタフさ
- 知的好奇心が旺盛
- 向上心が強い
- 責任感が強い
≫参考:【現役コンサルが解説】コンサル向き・不向き|4つ性格と3つの診断方法
コンサルとして結果も出せるので、理想のキャリアを歩める可能性が高くなりますし、仮に骨をうずめることになったとしても十分に活躍できるようになると思います。
上記に当てはまる方はぜひデロイト含めたコンサルファームへの転職活動を行いましょう。
補足:無料の天職診断でコンサル向き不向きがわかる
ここまでの解説を読んで、自分がコンサルに向いているのかどうか不安になった方も多いのではないでしょうか?
そのような方には、ASSING(アサイン)の天職診断をオススメします。
Webテストの性格検査のような形式で回答していくと、自分の特性や特性に合った職種がわかります。
下記は、私に合った職種トップ3です。会社名までわかります。
ASSING(アサイン)アプリをダウンロード後に無料で天職診断ができますので、気になった方はVEIWアプリを無料ダウンロードしてみてください。
総合コンサルの中でデロイトをオススメする理由
私は、コンサル(特に総合コンサル)に転職しようと考える人に対しては、デロイトをおすすめしています。
その理由は下記です。
人気度・知名度が段違い
コンサルの中でもデロイトの人気度・知名度は群を抜いています。
人気度合いで言うと↓の感じ。
周囲の友人や場合によっては家族が知っている先で働けるとやっぱり誇らしい気持ちになりますよね?
加えてブランド力も高いので、ポストキャリアにおいても有利に働くかも。
しょうじき総合ファームであればどのファームであっても仕事内容・身に付くスキルは変わりません。
それなら人気度・知名度があって、また、ブランド力も高く今後のキャリアに有利に働くような会社で働きましょう。
総合コンサルの中で給料が高め
激務っぷりはファームによる差はほぼないのですが、給料体系は各ファームでそれぞれ決められているので、差が出やすいです。
OpenWorkのデータを基に各ファームの給料を比較してみました。
総合ファームの中ではトップのPwCとほぼ同じくらいの年収ですね。
(これもあくまでOpenWorkに登録した人のデータですから、実態と異なる可能性があるので注意してくださいね!)
実際私の先輩や友人で、デロイト含めBig4全てから内定をもらった人いわく、提示された年収はデロイトが一番高かったと言っていました。
どうせ激務っぷりが一緒なのであれば、給料が高くてコスパが最も良いファームが良くないですか?
こういう観点からもデロイトがおすすめです。
案外入りやすい(今だけかも)
コンサル転職を考えている人でしたら以下のニュース(インタビュー)はご存知ですよね?
注目ポイントを一部抜粋します。
驚きの「コンサルタント1万人爆増宣言」が飛び出した。現在の4000人規模から倍以上だ。その実現のために新卒と中途の採用方針や両者のバランスを抜本的に変えるという。加えて、長川氏は「秘中の秘」である流出防止策も特別に開陳。さらに日本の某所に「デロイト大学」を創設するという意外な構想も明らかになった。増員計画はもちろん、1万8000人規模のコンサルを抱えるアクセンチュアに対抗するため。
社員数を5年で2.5倍にするってことです。
えげつなくないですか?
退職率も考えると相当数の人員を採用しないとこの計画は実現できないと思います。
採用意欲の高い今であれば、面接で少しヘマしたとしても採用される可能性があります。
デロイトやめとけ!?⇒デロイトは超オススメだからぜひ行くべき!
以上、デロイトの激務っぷりやデロイトにはぜひ行くべき理由を解説してきました。
本記事を読んでデロイトへの転職を決意した方は早速転職活動を開始しましょう。
転職活動の手始めは転職エージェントを決めることです。
デロイトに強い転職エージェントTOP3は以下の記事で解説していますので、採用意欲の高い今のうちに登録して転職活動を開始しましょう!