

友達からコンサルへの転職は辞めた方が良いと言われた。
ネット記事にも同じようなことが書いてあるし・・・実際どうなの?
本記事の結論は以下の通りです!
下記のやめとけと言われる理由が嫌かどうかで、本当に転職を辞めるのかどうかを決めましょう。
一方、次のコンサルに向いている4つの適性に当てはまるのであればコンサルに転職するべきです!
それでも迷うという方は、5分程度で診断可能な無料のミイダス コンピテンシー診断を受けて自身の適性職種を見極めましょう!
本記事では上記について、具体的に説明していきます!
なお、自分がコンサルに向いているとわかったからさっそく転職エージェントを探そう!という方は以下の記事も読んでみてください。
- 総合系コンサルファームに5年間勤務。
- しょうじき向いてない人とも働いた経験あり。
- コンサルを退職したぶっちゃけ理由も何度も聞いた経験あり。
- 現在は、自分も退職して地方の中小コンサルに勤務中。
このような実際に働いていたからこそわかる話を踏まえて解説いたします。
コンサルへの転職をやめとけと言われる理由
コンサルをやめとけと言う理由は、突き詰めると下記がほとんどです。
それぞれ解説します。
コンサルワークは長時間労働で体を壊す
やめとけと言われる理由のほとんどはコレだと思います。
大学の友人などでいわゆる大企業に行った友人などの話と比較しても、労働時間は圧倒的に長いです。また、長時間労働からの睡眠不足と精神的なプレッシャーが重なり、体調を崩してしまう人も多いです。
私も長時間残業と精神的なプレッシャーが重なって体調を崩しかけたことがあります。当時(12月~3月)の残業時間と平日/土日の仕事ぶりは下記の通りです。
残業時間
- 12月:100時間
- 1月:140時間
- 2月:200時間
- 3月:180時間
仕事ぶり
- 平日・・・1月くらいからは日を跨ぐ前に帰った日はほとんどなし
- 休日・・・土日の片方はほぼなし。忙しい時は土日両方とも仕事
私は何とか耐えましたが、確かにやめとけという理由はわかります。
かといって、楽なプロジェクトばかりを選んでワークライフバランス重視で働いているとスキルが身につかず、何のためにコンサルに来たのかわからなくなってしまいます。
コンサルに転職するのであれば、長時間労働は必ず発生すると思っていた方がよいでしょう。
コンサルファームは給料は高いがコスパが悪い
コンサルは確かに給料が高いです。
下記は外部サイトからの抜粋ですが、他業界から転職したら給料は上がると思います。
※個人的な感覚としては、記載の年収よりも上がると思います
引用元:【未経験からコンサルタントへの転職】年収は上がるのか?ファームの年収・給与体系と未経験からの転職事例
- 33歳 インターネット企業向けシステム開発PM 現職年収650万円
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大手IT系コンサルティングファーム シニアコンサルタント オファー年収720万円- 26歳 専門商社経営企画職 現職年収600万円
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大手総合系コンサルティングファーム コンサルタント オファー年収670万円- 35歳 金融情報ベンダー システムエンジニア 現職年収650万円
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大手総合系コンサルティングファーム シニアコンサルタント オファー年収750万円- 29歳 大手プラント事業会社にて海外プラントプロジェクトマネージャー 現職年収750万円
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大手総合系コンサルティングファーム コンサルタント オファー年収720万円
しかし、長時間労働のため、時間当たりの給料でみると、そんなに高くありません。
むしろ、コスパで言えば、ホワイト大企業の方が高くなると思います。
そのため、ホワイト大企業かつ、副業で大いに稼いでいる方は、同年代のコンサルよりも給料が高いかもしれません。
案外、コンサルから事業会社に転職しにくい
実はコンサルから事業会社に転職する人はあまり多くないです。
コンサルはよく転職するイメージがあると思いますが、8割以上は別ファームへの転職です。
コンサル業界内での転職がほとんどで、事業会社への転職は案外難しいのです。
コンサルタントの転職先|約8割がファームtoファームという事実 *外部サイト
ファームによりますが、コンサルタントになると、色んな業界・テーマの案件にアサインされます。
どの案件でも基礎スキルを身に着けることはできますが、特定の業界やテーマに特化したスキル・知識は身に着けにくいです。
そのため、コンサルタントとしてビジネスマンの基礎スキルが圧倒的であっても、その業界の専門性がなく、必ずしも事業会社向けの転職で有利になるわけではありません。
マネージャーレベルになればまだ可能性はありますが、そのレベルに至るまで長時間労働を耐えられますか?という話です。
また、会社や役職を選ばなければ転職できると思いますが、給料が高いことに慣れてしまい、コンサル以外へ転職できなくなる、というのも聞いたことがあります。
(私も1回目の転職を諦めたのは給料面が理由です)
補足:実態は実際に働いている人から聞くべき
今回解説したような実態は、説明会などの選考過程では聞くことができません。
自分の会社を悪く言う人はいませんからね。
エージェントからも同様にあまり聞けません。
エージェントのビジネスモデルは成果報酬型ですので、求職者のモチベーションが下がることはあまり言わないからです。
そのため、私は本当の実態を聞きたいのであれば、実際に働いている人から聞くのがオススメです。
近くに働いている人がいればその人に聞いたら良いと思いますが、いない場合は、社会人向けOB訪問サービス『CAREENA』に無料登録しましょう。
社会人同士でOB訪問ができるサービスで、メルカリなどと同様、CtoCのプラットフォームサービスです。
転職やキャリア形成のために、興味のある職種や企業のリアルな情報を、経験者から直接話を聞くことができます。
下記のような画面から話を聞きたい人を選ぶことができるのですが、コンサル系の話もけっこーあります。
匿名の人や、すでに退職済みの人もいるので、本音で実態を聞くことができます。
有料の話もありますが、無料で行っている人も多いので、ぜひ一度話を聞いてみましょう。(登録は全員無料)
コンサル退職理由を把握しておくとやめとけを真に受けるべきかわかる
コンサルファームを辞める人が、どんな理由で辞めるのかを事前につかんでおくことで、自分に合う合わないが分かります。
退職理由で多いのは下記です。
それぞれ解説します。
働き方が合わない・プライベートを優先したい
私の同期などから話を聞いても、一番多いのがこの働き方系の理由です。
ありがちパターンからちょっと変わったのも含めて、具体的に聞いたことがあるのは下記などです。
- 上司からの詰め&睡眠不足によるストレスで体を壊してしまった
- 結婚して(or子供が産まれて)家庭を優先したくなった
- 自分で満足できるレベルのスキルが身に着いたので、これ以上頑張らずにゆったり働きたい
- 外国人と結婚したので、外国に移住する
前の章でも解説したように、コンサルファームは、やはり長時間労働で精神的なプレッシャーも多い仕事なのだと思います。
将来のキャリアと異なる
もう一つ多いのが、キャリア系の理由です。
コンサルに来るような(変)人は、起業したい人含め、自分なりのキャリアを考えている人が多いからだと思います。
あるあるから変わったのも含めて、具体的に聞いたことがあるのは下記です。
- コンサルではなく、事業推進者の立場で事業を進めたい
- MBA取得のため留学する
- 案件で一緒になった他ベンダーの外国人に誘われ起業する
- 建築士になるために建築学校に行く
他の業界だと、上司とそりが合わないで辞めるという人が多い印象ですが、コンサル業界では職場の人間関係で辞める人は案外少ないです。
プロジェクト単位で上司が変わっていくからかもしれませんし、合う合わないの前にメンタルがやられてしまうからかもしれません。
いずれにせよ、他の業界にはない特徴だと思います。
コンサルの4つの適性
ここまで解説した内容で、ちょっときついかも・・・と思った方は、コンサル転職をもう一度考え直しても良いかもしれません。
一方、以下の4つの適性に当てはまる方は、コンサルに向いています。
このような人はやめとけと言われても気にせずに転職しましょう。
- 精神的・肉体的なタフさ
- 知的好奇心が旺盛
- 向上心が強い
- 責任感が強い
詳細は、【現役コンサルが解説】コンサル向き・不向きの性格で解説していますので、チェックしてください。
コンサルやめとけを真に受ける前に適性診断を受けるべき
友人からやめとけと言われると不安になりますが、真に受ける前に適性診断を受けてみましょう。
適性診断では、ミイダスのコンピテンシー診断をオススメします。
Webテストの性格検査のような形式で回答していくと、自分の特性に合った職種がわかります。
下記は、17職種への適性の診断結果(のうち、適性の高い職種)です。
10点に近いほど適性があります。
特に適性の高い職種については、さらに細かく評価してもらえます。
ミイダスでは、他にも、どのような仕事内容・環境でストレスを感じやすいかや、マネジメントの資質があるかなど5つの適性を診断してくれます。
ミイダスに無料登録後に、コンピテンシー診断ができますので、気になった方はミイダスに登録してみてください。
コンサルやめとけの理由を考えて転職するのかを決めよう
以上、いかがでしたでしょうか!?
やめとけと言われると不安になると思いますが、その理由と自分に当てはまるのかどうかを考えて、本当に辞めるかどうかを決めましょう!
さらに言うと、コンサルに転職するデメリットだけでなく、メリットも踏まえて考えた方が、自身の人生にとってより良い選択ができるようになります。
メリットは下記です!
以下の記事で解説していますので、合わせてチェックしてみてください!