コンサルに入社してキラキラキャリアを歩みたいけど、残業がすごくて、ワークライフバランスが取れないってよく聞く。
実際、ワークライフバランスってとれるのかな?あと、残業時間とか実際どれくらいなんだろ?
自分が耐えられるかわからないし怖いな。。。
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
本記事を書いている私は今年でコンサルファーム5年目です。
これまでIT・業務・戦略系など、様々なプロジェクトを経験してきました。
そんな中で、ワークライフバランスが取れなかった経験ももちろんあります。
こんな私が、コンサルファームでのワークライフバランスに関する実態を暴露します。
あと、少し辛口になってしまいますが、ワークライフバランスに関する持論も述べます。
どう感じるかはあなた次第。読んでみて良いと思ったら、ぜひ転職活動に役立ててみてください。
目次
コンサルファームでワークライフバランスがとれるのか?
結論:とれます
ただし、以下3つのいずれかの条件を満たす必要があります。
それぞれ解説します。
※前提としてコンサルプロジェクトに入っている時のワークライフバランスの取り方を解説します。その他、仕事が楽になる時は、【実録】実は暇!?コンサルが暇な時の働き方で解説しています。
コンサルでワークライフバランスを取る方法②プロジェクトで手を抜く
コンサルプロジェクトの中にも、比較的楽なプロジェクトは存在します。
お客さんとの関係が長い場合に多い印象です。
たぶん、良くも悪くも慣れあい的になっているからだと思います。
そんなプロジェクトに当たりがついているのであれば、ぜひ上司に相談してアサインしてもらいましょう。
当たりがついていないのであれば、周りで連日早く帰っている人に、どんなプロジェクトに入っているのかをそれとなく聞いてみましょう。
コンサルでワークライフバランスを取る方法②楽なプロジェクトを選ぶ
楽なプロジェクトでも楽ではないプロジェクトでも、どこまでアウトプットの品質にこだわるのかは、あなた次第。手を抜こうと思えば簡単に抜けます。
もしプライベート重視で仕事をしたいのであれば、最低限のタスクを最低限の品質でこなすようにしましょう。
ただし、マネージャーやパートナーが厳しい場合は、なかなか手を抜けないのでご注意を。
その場合は、何か理由をつけてプロジェクトを替えてもらいましょう。
コンサルでワークライフバランスを取る方法③アウトプットを早く出せるよう成長する
コンサル転職のメリット・デメリット【現コンサルが3つの観点で解説】に書いている通り、コンサルは基本的に成果主義のため、成果さえ出していれば柔軟に働けます。
私は一時期、昼間に一度抜けてジムとマッサージによく行っていました。それでも、夜は定時~19時帰りとかです。
比較的楽なプロジェクトだったというのも一因としてありますが、成果さえ出せるようになれば、プライベートの時間は取りやすくなります。
※ワークライフバランスを取るまではいかなくとも、激務は避けたいという人へ
【ITコンサル】激務案件はどれくらい忙しい?【激務案件の見分け方も解説】で激務案件の見分け方と入らないようにする方法を解説しています。タイトルにITコンサルと書いていますが、コンサルファームであればどのタイプでも当てはまると思います。ぜひチェックしてみてください。
コンサルファームで成長するためにはワークライフバランスを度外視した働き方が必要
これまでコンサルファームで働いていても、ワークライフバランスをとることができる話をしてきました。
しかし…ほんとにそれでいいのでしょうか?
残念ながら、コンサルファームで成長・活躍するためには、一時的にでもワークライフバランスを度外視した働き方が必要です。
自分の経験からそう思います。
私が特に成長したと実感したプロジェクトの一つにIT系の炎上案件があります。
その時の残業時間は下記の通りです。
- 12月:100時間
- 1月:140時間
- 2月:200時間
- 3月:180時間
働き方は、
- 平日・・・1月くらいからは日を跨ぐ前に帰った日はほとんどなし
- 休日・・・土日の片方はほぼなし。忙しい時は土日両方とも仕事
でした。
お客さん先のプロジェクトルームで寝たこともあります(笑)
さらに、お客さんからの激しい罵声もあり、、、メンタルがやられかけましたが、ほぼ一人で案件を回していたので、大きく成長できました。
詳しくは、【実話】ITコンサル炎上案件に入った話【うつになりかけた】で解説しているので、チェックしてみてください。
ワークライフバランスを考える前にそもそもなぜコンサルになりたいのかを考えるべき
この記事を読んでいるあなたは、コンサルに転職したいけど、ワークライフバランスが気になって躊躇しているのだと思います。
あなたにはコンサルに転職する目的があるはず。
それは、ビジネスマンとしての圧倒的な成長や高給など、働く対価として得られるものでしょうか?
コンサル転職のメリット・デメリット【現コンサルが3つの観点で解説】の記事に書いてある通り、ビジネスマンとしての成長も、比較的たくさんの給料も得ることができます。
または、純粋にコンサルの仕事に興味があるのでしょうか?
【現役コンサルが解説】コンサル向き・不向きの性格に書いてある通り、あなたのような仕事に対する好奇心があることは、コンサルに向いている性格です。
コンサルの仕事はきっとあなたの好奇心を満たすことができます。
このように、コンサルに転職することで、あなたの目的は達成されるはず。 ]
それであれば、ワークライフバランスはそこまで考慮しすぎなくても良いのではないでしょうか?
ワークライフバランスが取れずメンタルがやられかけた時の対処法
とは言っても、体調を崩したくはないし、やっぱり不安ですよね。
そこで本章では、転職したら思ったよりも仕事がきつくて、メンタルを崩しそう…といった場合にできる対策を紹介します。
実際に私がウツになりかけた時に行った対処法も含みます。
方向性は大きく2つです。
その環境のままなんとか耐える
私がウツになりかけたときはこちらを選択しました。
とは言っても、これまでと同様に仕事をしていたらそのままウツになってもう元のキャリアには戻ってこれていなかったと思います。
ウツになりかけた時にある本を読み、ストレスに対する考え方を抜本的に見直すことで耐え抜くことができました。
それがストレスを力に変える教科書です。
実はストレスは、それ自体が悪いものなのではなく、私たちのストレスの捉え方次第で、良いものにもなります。
本書では、この内容を科学的に実証した上で、ストレスを良いものと捉えるエクササイズまで紹介しています。
正直、本書がなかったらコンサルワークは耐えられなかったと思います。
有名な本ですので、気になった方はぜひ読んでみてください。
環境を変える
こちらはどの程度に環境を変えるのかに応じて、さらに二つに分けられます。
- 案件を外してもらう
- 転職する
いきなり転職を考えるのは、個人的にはもったいないと思います。
たまたま運が悪かっただけで、他の案件・チームなら問題ないかもしれませんしね。
ですので、まずは上司に今の状況を正直に伝えて、案件を外してもらうようにしましょう。
ワークライフバランスや働き方改革が叫ばれている昨今、この相談を無視する上司はほぼいないはずです。
それでもやっぱり不安な方:簡単にストレス耐性を診断できるサービスがあります
それがミイダスのコンピテンシー診断です。
Webテストの性格検査のような形式で回答していくと、ストレス耐性や自分の特性に合った職種などがわかります。
下記は私のストレス耐性の診断結果の一部です。
(点数が高いほどストレスがかかりやすいです)
私はルーチンワークにストレスを感じるのと、チームワークにストレスを感じるみたいです(組織人として失格 笑)
一方、孤独な業務にはストレスがかからないことがわかります(組織人として(ry)
無料で登録・診断できますので、気になった方は診断してみてください。
自身の転職したいコンサルファームのワークライフバランスを確認する方法
ここまでコンサル全般の話をしてきましたが、あなたの行きたいファームのワークライフバランスがどうなのか気になりますよね。
実は、最新のサービスをうまく活用することで、あなたの行きたいファームのワークライフバランスの実態をつかむことができます。
それが、社会人向けOB訪問サービス『キャリーナ(CAREENA)』です。
社会人同士でOB訪問ができるサービスで、メルカリなどと同様、CtoCのプラットフォームサービスです。
転職やキャリア形成のために、興味のある職種や企業のリアルな情報を、経験者から直接話を聞くことができます。
下記のような画面から話を聞きたい人を選ぶことができるのですが、コンサル系の話もけっこーあります。
匿名の人や、すでに退職済みの人もいるので、本音で実態を聞くことができます。
ミイダスと同様、こちらのサービスも登録無料です。
また、話を聞く際の料金は話し手側で決められるのですが、上記画面の通り半分以上が無料です。
ただ、ここだけの話、話し手側は、最初は無料や500円でしか料金設定できないのですが、話した回数が増えてくると料金を1,000円とか5,000円とかに設定できるようになります。
早めに話を聞いた方がお得なので、少しでも気になっている人は、早めに登録してみて、無料or安いうちに話を聞いてみると良いと思います。
【登録無料】社会人がOB訪問!キャリーナとは【使ってわかった】
まとめ:ワークライフバランスの前にそもそもコンサルになりたい理由を考えよう
以上、いかがでしたでしょうか!?
少し厳しい言い方になってしまったかもしれませんが、これが実態です。
ワークライフバランスももちろん大事ですが、コンサルファームに転職するのであれば、そもそものコンサルになりたい理由をもう一度考えてみましょう。
ワークライフバランスが一時的にも崩れることを考慮してもそれでも行きたいのであれば、必ず良い選択になります!
素晴らしいキャリアを歩まれることを願っています!