選考の最初の壁にWebテストがあるって聞いた。
他にもいろいろ対策しないとだけど、、、実際のところどれくらい頑張ったら良いの?
Webテスト対策は書類選考通過後に対策本一冊解くだけで問題なし!
それよりもフェルミやケース対策に重点を置こう。
とはいえ早めにWebテ対策しておきたいな、という方は以下の表から各ファームごとのWebテストおすすめ対策本を入手して対策してください。(アルファベット順で並んでいます)
コンサルファーム名 | Webテストの種類 | 参考書籍 |
---|---|---|
Abeam | SPI |
リンク
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Accenture(戦略系、第二新卒) | 玉手箱 |
リンク
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Bain | GAB |
リンク
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BCG | SPI |
リンク
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コーポレートディレクション | SPI |
リンク
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Deloitte |
出題なし |
リンク
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電通コンサル | オリジナル | なし |
EY | GAB |
リンク
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KPMG | GAB |
リンク
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KPMG FAS | GAB |
リンク
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PwC(Strategy&) | TG-WEB |
リンク
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Roland Berger | オリジナル | なし |
本記事では実際に私が行ったWebテ対策も踏まえながら、詳細を解説していきます。
なお、Webテは書類選考通過後にするからフェルミ・ケースの対策をしたいという方は以下の記事を読んでください。
- 総合系コンサルファームに5年間勤務。
- 転職活動は3回経験。戦略ファームへの転職活動も行う。
- 現在は地方の中小コンサルに勤務中。
新卒就活時は、Webテストの解答集が出回っていたこともあり、ほとんど勉強していなかったです。
そんな私でも、本記事の対策を行うことで、ほとんどの企業で突破できました。
私と同様、新卒の時にサボってしまった方でも、本記事に記載の方法で十分に対策可能です。
目次
コンサル転職でWebテスト対策に割く時間と対策時期
下記の通りです。
- 時間配分:転職活動全体の1割くらい(フェルミ・ケース対策が8割くらい)
- 開始時期:書類選考を突破した後(Webテを受けるのが確実になってから)
Webテストは、正直言うと、対策しても慣れ以上の効果は見込めません。
もっと本質的に文章読解力・計算力を上げるとなると、年単位での対策が必要になり、現実的ではありません。
特にコンサル転職では、より重要度の高いフェルミ/ケースの対策を優先した方が良いです。
書類選考を通過してから、Webテの受検期限までに2週間ほどの時間がありますので、その間に勉強しましょう。
慣れ、と言う意味では十分です。
実際に私が転職活動していた時のスケジュール
やることの「選考」の中に(Webテ対策含む)と記載している通り、各ファームの選考で書類通過後に勉強していました。
本当にそれで間に合うの?と思う方もいると思います。
実は私も、転職活動初期は、Webテ対策の期間をちゃんと設けるべきかと思っていました。
しかし、エージェントに相談したところ、書類通過後で大丈夫と言われたため、このようなスケジュールにしました。
不安になるとは思いますが、逆にフェルミ/ケースがおろそかになると結局内定を取れませんので、2週間でなんとかする、くらいの腹積もりで準備をしましょう。
コンサル転職でのWebテストの対策方法
Webテ対策では、以下2点を行いましょう。
それぞれ解説します。
自身の受けるコンサルファームがどの種類のWebテストを出すのか把握する
書類選考を通過したファームがどの種類のWebテを出すのか把握しましょう。
準備期間は2週間程度です。その期間の中で、全てのWebテストの対策をするのは困難ですので、どの種類を出すのか把握する必要があります。
また、一つに特化することで、そのWebテに慣れやすくなります。
各ファームで出題されるWebテを把握する方法:エージェントに聞きましょう
ネット記事にも、各ファームで出題されるWebテが掲載されています。
しかし、ネット情報は、執筆者が転職活動をしていた時点の情報であり、最新では出題する問題が変わっている可能性があります。
(私の情報は、2019年度時点です)
出題するWebテストはそんな頻繁には変わりません。でも、もし種類が変わっていて、せっかく対策したのに意味がなかった・・・となったらもったいなくないですか?
そのため、最新の情報は、エージェントに確認するようにしましょう。
基本的に皆さんエージェントに登録していると思いますが、もしまだエージェントに登録していない方がいたら、周りにだいぶ差が付けらてると思った方が良いです。
以下にオススメエージェント紹介記事のリンクを貼っておきますので、その中から自身に合ったエージェントを探しましょう。
自身の受けるコンサルファームが出題するWebテストの問題を解いて慣れる
自身の受けるファームが出題するWebテがわかったら、その問題を実際に解きましょう。
問題に慣れるには、実際の問題を解くのが一番です。
問題集は一冊で十分です。
基本的にどの問題集でも、問題パターンは網羅されています。
そのため、問題数を多くこなすよりも、一冊の問題集を使って、「制限時間内に解き終わること」「できない問題を潰すこと」を意識しましょう。
一冊購入して、1,2周した上で、苦手と感じた部分をもう一度解く方法がオススメです。
コンサルファーム12社が出題するWebテスト一覧
各ファームの出題するWebテストを一覧してまとめています。
Webテスト名をクリックしたら、テスト内容の詳細に飛びます。
また、参考書籍もまとめているので、ご自身の受ける予定のファームを探してみてください。
アルファベット順に並べています。
コンサルファーム名 | Webテストの種類 | 参考書籍 |
---|---|---|
Abeam | SPI |
リンク
|
Accenture(戦略系、第二新卒) | 玉手箱 |
リンク
|
Bain | GAB |
リンク
|
BCG | SPI |
リンク
|
コーポレートディレクション | SPI |
リンク
|
Deloitte |
出題なし |
リンク
|
電通コンサル | オリジナル | なし |
EY | GAB |
リンク
|
KPMG | GAB |
リンク
|
KPMG FAS | GAB |
リンク
|
PwC(Strategy&) | TG-WEB |
リンク
|
Roland Berger | オリジナル | なし |
各Webテストの概要・出題ファーム・オススメ書籍
コンサル転職で出題される問題の種類は下記5つです。
それぞれの概要・出題ファーム・オススメ書籍を解説します。
※既に記載の通り、出題するファームの最新の情報は、エージェントから入手しましょう。本記事記載の情報は、私が転職活動を行っていた2019年度の情報です
SPI
リクルートマネジメントソリューションズ社が作成しているWebテストです。
日本で一番使われているWebテストです。
なお、SPIはSPI⇒SPI2⇒SPI3とバージョンアップされてきています。
現在(2022年)の最新バージョンはSPI3です。
SPIを出題するコンサルファーム
BCG、アビーム、コーポレートディレクション
BCGは、会社説明会に参加するとWebテストが免除される
難易度が高いと噂されるBCGのWebテストですが、会社説明会に参加すると、Webテストが免除になります!
これほど美味しい話はないです!
エージェントにお願いすれば、会社説明会を予約してくれますので、ぜひ参加しましょう!
もちろん私も参加して、SPI免除になりました。
オススメのSPI対策書籍
わりと分厚め(=問題数多い)で、オススメです。
私が転職活動していた時の最新は2021年度版でしたが、2022年1月に2024年度版が出版されましたので、そちらを購入しましょう。
最新の2024年度版のリンクを貼っておきます。
なお、以下のページにも、問題が載っていますので、もう少しだけ問題を多く解きたいという方や、通勤中など問題集を開けないところで勉強したい方は確認してみてください。
玉手箱
SHL社製のWebテストです。
SHL社は他にCAB、GAB、IMAGESなどのテストも開発していますが、玉手箱はこれらのWebテストを組み合わせて作られています。
そのため、CAB、GAB、IMAGESのテストの中からどれかが出題されます。
じゃあCAB、GAB、IMAGESの対策をしたら玉手箱の対策は要らないんじゃないの?と思うかもしれませんが、玉手箱だけにしかない問題形式もあるため、玉手箱自体の対策も必要です。
玉手箱を出題するコンサルファーム
アクセンチュア(戦略系or第二新卒)
アクセンチュアの玉手箱(空欄補充)は難易度が高い
今回Webテストを勉強してわかりましたが、玉手箱の空欄補充がWebテの中で一番難しいと思いました。
外資就活ドットコムというサイトに、玉手箱の空欄補充問題について以下の記載があります。
断言しましょう。この問題形式が、あまたある就活試験の中で最も難しいです(コンサル・投資銀行の筆記試験も含め)。
なぜか? 空欄に当てはまる数値を推測するにあたり、何らかの法則性を探し出すことになるのですが、これは表それぞれの名目とは関係ないことが多く、間違い探しのように表をくまなく見渡して相関する要素を探し出すという、全くロジカルでない作業だからです。 引用元:Webテスト40戦39勝の金融業界内定者が実践した『玉手箱・TG-Web攻略法』
ぜひ実際の問題を解いてみて体感してほしいですが、非ロジカルすぎて、運ゲーというレベルです。
幸い、私が把握している限りでは、玉手箱の空欄補充問題を出すのはアクセンチュアの戦略系のみです。
アクセンチュアの戦略系を受ける場合は、心して準備しましょう。
オススメの玉手箱対策書籍
【玉手箱・C-GAB編】 これが本当のWebテストだ! (1) 2024年度版
問題数が豊富なのはもちろんのこと、Webテの画面から、どのWebテが出題されるのかを見分ける方法についての解説もついています!
私が転職活動していた時の最新は2021年度版で、その時の書名は、『8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【1】』でしたが、今年度から書名が変更なったようです。
最新の2024年度版のリンクを貼っておきます。
なお、以下のページにも、問題が載っていますので、もう少しだけ問題を多く解きたいという方や、通勤中など問題集を開けないところで勉強したい方は確認してみてください。
GAB
こちらも、SHL社のWebテストです。先ほどの玉手箱の基となったテストの一つです。
通常のGABと、難易度を高くして、時間を短くしたGAB-Compactがあります。
GABを出題するコンサルファーム
EY、KPMG、KPMGFAS、ベイン
オススメのGAB対策書籍
これが本当のCAB・GABだ! 2024年度版 (本当の就職テスト)
玉手箱でオススメした書籍の、GAB、CAB版です。
こちらも、2021年度版の書名は『CAB・GAB完全突破法!』でしたが、2022年度版から変更になったようです。
なお、CABは、主にSE・プログラマー向けのテストで、コンサルファームでは出題されませんので、解く必要はありません。
最新の2024年度版の書籍リンクを貼っておきます。
以下のページにも、問題が載っていますので、もう少しだけ問題を多く解きたいという方や、通勤中など問題集を開けないところで勉強したい方は確認してみてください。
TG-WEB
ヒューマネージ社が作成・販売しているWebテストです。
特徴は難易度が高いことです。(困った特徴ですね・・・)
特に、これでもかってくらいのスピードが求められます。
TG-WEBを出題するコンサルファーム
PwC(Strategy&)、Deloitte
DeloitteはWebテが無い可能性もあり
ネットで調べるとデロイトでTG-Webが出たという記載がありますが、私が受けた際はWebテストはありませんでした。
第二新卒レベルのpoolユニットを受ける際は出るかも、ということらしいので、poolユニットを受ける方は準備しておきましょう。
(もちろん最終的にはエージェントに聞きましょうね)
Strategy&のWebテは受けた中で最も難しかった。
問題は、四部構成で、「図表の読み取り・推論」「四則逆算」「長文読解」「長文読解(英語)」です。
ただ、この内容自体が難しいわけではありません。
求められるスピードが桁違いです。
「四則逆算」を例にするとわかりやすいです。
実感してもらうために、実際に問題を解いてみましょう。
例題を2つ記載します。
□に入る数値を選択肢の中から選んでください。
※答えは例題②の下に記載します。
6×14=□×10.5
<選択肢>
1.6
2.8
3.10
4.14
5.16
14÷4÷1/8=□÷2/14
<選択肢>
1.1/8
2.1/4
3.4
4.8
5.14
解けましたか?
ちょっと考える必要はありますが、できなくはないレベルだと思います。
また、時間はどれくらいかかりましたかね?
ちなみに、答えは下記の通りです。
例題②:選択肢3.4
ではこの四則逆算の問題数と制限時間から、一問当たりをどれくらいのスピードで解けばよいのかみてみましょう。
制限時間:7分
↓
一問当たり10.5秒
いかがでしょうか?
あり得ないくらいに短くないですか?(笑)
さらに言うと、本番では、問題を解くだけでなく、答えの選択(クリック)やスクロールが必要になるので、実際は、8秒/問くらいかと思います。
Strategy&は、このスピード感で正答率9割以上でないと受からないと言われています。
オススメのTG-WEB対策書籍
【TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター 編】 これが本当のWebテストだ! (2) 2024年度版
玉手箱やGABでもオススメしているSPIノートの会のシリーズです。
(ちなみに、私はSPIノートの会の回し物ではなく、何冊か立ち読みして一番良かったのでオススメしてます 笑)
こちらも、2021年度版の書名は『8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【2】』でしたが、2022年度版から変更になったようです。
2022年1月発売の最新2024年度版のリンクを貼っておきます。
なお、Strategy&は、テストセンターで受ける方式ですが、自宅受検型の問題も参考になりますので、そちらも一度解くことをオススメします。
以下のページにも、問題が載っていますので、もう少しだけ問題を多く解きたいという方や、通勤中など問題集を開けないところで勉強したい方は確認してみてください。
オリジナル
各ファームがオリジナルで作成しているテストです。
出題するファーム
ローランドベルガー、電通コンサル
オススメの対策書籍
残念ながらオリジナルのため、書籍では対策のしようがありません。
本気でやろうとするなら、そもそもの読解力・計算力と言った基礎スキルを上げる必要がありますが、既に述べた通り、Webテ対策にそこまで時間をかけるのは現実的ではありません。
ですが、エージェントの過去資料を見ると、ちらほらこんな問題が出た、みたいな情報が載っているので、それを参考にすると良いと思います。
コンサル転職のWebテスト対策を効率よく行って第一関門突破を目指そう
以上、いかがでしたでしょうか?
Webテスト対策にあまり時間をかけるべきではありませんが、だからとって、おろそかにして面接にたどり着けなかったという事態は避けたいところ。
本記事で解説した内容を基に十分に対策しておきましょう。
最後に本記事で紹介した書籍を再掲しておきます。