

コンサルタントの仕事は時間的にも体力的にもきついって聞いたけど、実際どうなの?
コンサルワークは非常にきついです・・・
でも、楽しい時も多い!
例えば・・・
- 調査・分析時に知らないことを知れた時やしびれる示唆を導いた時
- 自身の想定した流れ通りに会議を進められた時
- お客さんに心のこもったありがとうを言ってもらえた時
- できるかどうかわからない仕事に挑戦して何とか実行できた時
本記事の目次
- 総合コンサルファームに5年勤務。
- 転職活動は3回経験。
- 現在は地方の中小コンサルに勤務中。
なお、本記事では大企業向けコンサルの実態について解説します。
コンサルタントの仕事はきつい
冒頭にも書きましたが、きついです。
年収が高いのに離職率も高い
コンサルファームに転職すると基本的に給料はアップします。
コンサル転職エージェントのアクシスコンサルティングにこんな記載がありました。
引用元:【未経験からコンサルタントへの転職】年収は上がるのか?ファームの年収・給与体系と未経験からの転職事例
- 33歳 インターネット企業向けシステム開発PM 現職年収650万円
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大手IT系コンサルティングファーム シニアコンサルタント オファー年収720万円- 26歳 専門商社経営企画職 現職年収600万円
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大手総合系コンサルティングファーム コンサルタント オファー年収670万円- 35歳 金融情報ベンダー システムエンジニア 現職年収650万円
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大手総合系コンサルティングファーム シニアコンサルタント オファー年収750万円- 29歳 大手プラント事業会社にて海外プラントプロジェクトマネージャー 現職年収750万円
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大手総合系コンサルティングファーム コンサルタント オファー年収720万円
さらに、2020年度版の業界地図に記載の「40歳モデル年収の業界平均」によると、コンサルファームの40歳での平均年収は、1,125万円で全業界2位に位置しています。
ふつう、こんなに年収が高かったら、その仕事をもっと続けたいと思いますよね?
でも、コンサルファームは離職率が高いのも有名。
ちゃんとした統計データはないですが、1年で20%を超えると言われています。(全産業平均は15%弱)
それだけ仕事がきついってことです。
コンサルタントの仕事がきつい理由
ではコンサルワークはなぜきついのでしょうか?
実際に中にいた私からすると下記がきついと感じました。
それぞれ解説します。
コンサルタントの仕事がきつい理由①長時間残業
一番よく言われるやつですね。
下記は私が5年間働いてきた中で最も忙しかった月の残業時間です。
ただ、しっかりと残業時間を測っていたわけではないので、多少のずれはあると思います。
- IT系プロジェクトで200時間近く
- 業務系プロジェクトで200時間超え
≫参考:【実態暴露】コンサルファームの残業時間【転職前に知るべき】
二人分以上働いてますね(笑)
このうち、まだちょっと軽かったIT系プロジェクトの働くイメージですが、以下の感じです。
- 平日・・・日を跨ぐ前に帰った日はほぼなし
- 休日・・・土日の片方はほぼなし。忙しい時は土日両方とも仕事
プライベート?何それ食べれるの?って感じです。
コンサルタントの仕事がきつい理由②上司に詰められる
自分の成果物の品質が低いと上司にとことん詰められます。
(場合によっては顧客にも)
「なんで?」、「意味わかんない」、「ごめん、日本語でお願い」とか、これくらいであれば、まだ上司のボルテージは低めですが(それでももっと優しく言ってよ!!と言いたくなりますがっ)、怒りのボルテージが高まると人格否定が入ってきてしまいます。
- お前は無理だ。コンサルタントに向いていない。
- この資料にクライアントは何円払ってると思ってんの?
- どんな脳みそしてたらこんなんに(こんな成果物に)なんのか意味わかんない。
- こんな資料作ってただですむと思うなよ?
- おめーはバカだから愛想のよさで生き残れ(励ましてる?w)
などなど…まだまだありますが、最上級にきついやつは載せないでおきます。想像にお任せします(笑)
いや、元から覚悟してたらこれくらい耐えられるはずって思うかもしれないですが、残業で疲れ果て、寝不足の時にこれが来るとけっこーきついです。
あと私の先輩でデロイトに転職した人からデロイトの働き方を聞いたことがありますが、以下のような感じでした。
※補足までに、これはデロイトに限らず、どのコンサルファームでも似たことはありうると思ってください
- 朝と夕方にマネージャー(上司)と進捗確認の打合せが入る。
- もちろん激しく詰められる(コンサルとして価値がないなどと言われる)
- 朝の指摘事項は夕方までに修正。もちろん夕方の指摘事項は翌朝までに修正。
- これを月曜から金曜まで繰り返し続ける。
うわ、めっちゃマイクロマネジメント・・・。そして寝れないやつ・・・。正直自分だったら吐きそうになりますね。
と思ってたら、先輩も身体を壊してしまい、一時期はメンタル系の薬を飲んでいたそうです。
(今はもう大丈夫みたい)
もちろん、デロイトが良くないというつもりで書いているわけではなく、プロジェクトや上司によってはどのファームでも同じような感じになってしまいます。
コンサルタントの仕事がきつい理由③自分のペースで仕事ができない
これは案件や案件での役割による部分も大きいのですが、自分のペースで仕事ができないことが多いです。
コンサルはクライアントワーク。基本的には顧客の動きに合わせて仕事をします。
ですので、こちらのタスク開始に必要なお客さんのアクションをなかなかやってくれないこともあります。
急に仕事が降ってくるって割とストレスくるんですよね。
これもコンサルワークがきついと言われている理由の一つです。
こんな働き方のコンサル業界ですが、働き方改革も進んでいます。
ただまぁ、まだ道半ばって感じかなと思います。
ちなみにこんな働き方でもうまくワークライフバランスを取る方法を【実態】コンサルに転職してもワークライフバランスはとれるのか?で解説しています。
あと、私自身は、最初はちょっと無理してでも働いて成長した方がいいんじゃないの?と考えているので、そのあたりの持論も書いています。
気になった方は読んでみてください。
コンサルタントの仕事はきついけど楽しい
これまでコンサルワークがどれだけきついか解説してきましたが、もちろん楽しいこともあります。
例えば下記です。
- 調査・分析時に知らないことを知れた時やしびれる示唆を導いた時
- 自身の想定した流れ通りに会議を進められた時
- お客さんに心のこもったありがとうを言ってもらえた時
- できるかどうかわからない仕事に挑戦して何とか実行できた時
より具体的には以下の記事の途中から解説しています。
※クリックすると該当箇所に飛びます。
コンサルタントの仕事を楽しいと思えないとコンサル転職は向いていない
コンサルワークで楽しいと思えるシーンをいくつか出しましたが、どうでしたか?
あなたも楽しいと思いましたか?
正直なところ、上で書いたシーンの1か所でも楽しそうと感じられない人はコンサル転職は向いていないかもしれません。
私がコンサルに勤務していた経験から、コンサルに向いている性格は下記です。
- 精神的・肉体的なタフさ
- 知的好奇心が旺盛
- 向上心が強い
- 責任感が強い
1点目は、コンサルがきつい一番の理由であるハードワークに耐えられるために必要です。
2点目と3点目(一部、4点目も)は、コンサルワークが楽しいと思えるために必要です。
私はこの4つの性格がないと、コンサルに入ってもつらいだけで、最悪の場合、体調を崩してしまうと思います。
仕事の向き不向きがわかる無料サービス
ここまでの解説を読んで、自分がコンサルに向いているのかどうか不安になった方も多いのではないでしょうか?
そのような方には、ミイダスのコンピテンシー診断をオススメします。
Webテストの性格検査のような形式で回答していくと、自分の特性に合った職種がわかります。
下記は、17職種への適性の診断結果(のうち、適性の高い職種)です。
10点に近いほど適性があります。
特に適性の高い職種については、さらに細かく評価してもらえます。
ミイダスに無料登録後に、コンピテンシー診断ができますので、気になった方はぜひ登録してみてください。
≫参考:【無料で転職に活用】ミイダスコンピテンシー診断を使ってみた
まずは転職エージェントに登録して話を聞いてみる
コンサルに転職する決心がついたら転職エージェントに登録しましょう。
他サイトを見ると、とりあえずたくさんのエージェントを紹介していることが多いですが、しょうじき言うとコンサル転職に強い王道エージェントはほぼほぼ決まっています。
もちろん新興ベンチャー的な感じでコンサル転職に力を入れ始めている転職エージェントはいますが、、、あえてそっちのエージェントを選ぶ必要ってあります?
私は自分の人生を決める大事な行動ですので、経験豊富な王道エージェントを選ぶべきだと考えています。
この考えに基づき転職エージェントを紹介しています。
あなたの転職軸ごとにオススメエージェントを紹介しているので、以下の中からあなたにあったエージェントを選んでみてください!
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コンサルタントの仕事のつらさを理解したうえで転職活動を開始しよう
以上、コンサルワークのつらさや楽しさを解説してきました!
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