【コンサルタントに転職】面接で刺さる自己PRの作り方【例文付き】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

本記事は内容に広告・プロモーションを含みます

コンサル転職の面接における自己紹介の3つのポイント
コンサルへの転職活動を始めた方
コンサルへの転職活動を始めた方

コンサル転職の時の自己PRはどう作ればよいの?
あと、作る時のコツとかあるのかな?
面接ではすごいロジックを詰められるって聞くから不安だな・・・

こんな悩みを解消します。

本記事の内容

カラクリのプロフィール

  • 総合系コンサルファームに5年間勤務。
  • 転職活動は3回経験。戦略ファームへの転職活動も行う。
  • 現在は地方の中小コンサルに勤務中。

詳細プロフィール

今回は、私が戦コンへの自己PRを作った時に意識した内容をもとに解説します

ぜひ皆さんの転職/就職活動に役立ててください。

コンサル転職時の自己PRの作り方

コンサル転職時の自己PRの作り方

ポイント:「何をPRすべきか」から考えましょう

自分の経験から何がアピールできるか?から考える人がけっこー多いと思うのですが、逆です。

アピールポイントは、言い換えるとその会社に入って貢献できることです。

その会社で活かすことのできるスキル・経験でないと意味がありません。

極端な例を言うと、エンジニアの仕事をしていた方がコンサルに転職したいとして、〇〇の開発言語が使えます!とはアピールしないですよね?

私だったら、開発途中の問題点を主体的に解決した。みたいな自己PRにすると思います。

あと、ITコンサルに限定するなら、開発経験(ITコンサルにとっての後続フェーズ)が豊富なので、確実に実行できる解決策を提案できるとか。

以上を踏まえ、自己PRは以下の2ステップで作成します。

それぞれ解説します。

自己PRすべきことを決める

ポイントに書いた通り、まずは、何を言うべきか考えましょう。

オススメの方法:使いやすいアピールポイントから選ぶ

どのコンサルファームでも求められてるスキルは似たり寄ったりです。

以下にまとめましたので、この中から自分に使えそうなのを選んでみてください。

スキル

  • 問題解決力
  • リーダーシップ
  • ファシリテーション
  • チームワーク

これまでの経験

  • プロジェクトマネジメント
  • 受けるユニットの領域の経験(戦略立案・マーケティング・M&A・業務改革・要件定義など)

マインド

  • 責任感
  • 主体性

ちなみに私は、問題解決力・ファシリテーション・責任感を自己PRとして用いていました。
(もちろん問題解決力って何?ってなるので、もう少し具体的に話しています)

あと、「コンサル業界の自己PRで一番多い強みは何か?」を過去ESをもとに調べてみました(就活サイトunistyleの記事)で、コンサルへ就職する方の自己PRにはどのようなのが多いか分析しています。

以下の3つで全体の76%を占めています。

  • 関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案~実行まで行うことができる
  • 価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる
  • リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる

色んな要素が入っていてちょっとわかりにくいですが、「問題解決力」「リーダーシップ」「チームワーク」「主体性」あたりの内容かなと思います。

しょせんみんな似たり寄ったりなんだなと安心できると思います。

どうしても思いつかない場合:自己分析ツールを使うのも一つの方法

上に書いてある内容では、いまいちしっくり来ないと言う方は、いちど自己分析してみるのも手だと思います。

自己分析には無料でできるミイダスのパーソナリティ診断がおすすめです。

ミイダスのパーソナリティ診断は、精神医学をベースにした診断サービスで、この診断により、個性や自身の強み・弱みがわかります。

診断結果は以下みたいな感じです。

あなたの生まれ持った個性
生まれ持った個性の活かし方

ミイダスでは他にも適性年収もわかりますし、コンピテンシー診断というこちらも超有料級の無料診断サービスもあります。

ミイダス公式が出している2分ほどのYouTube動画も貼っておきます。
無料登録できますので、気になった方は登録してみてください。

自己PRすべきことに紐づく経験を決める

上に記載したキーワードを見ると、自身の経験にマッチしそうなのがいくつかあると思います。

でも、たぶん、100%マッチしないとか、実績として弱いとか、あると思います。

そのファームで働いていたわけではないので当然のことだと思います。

ですので、経験をうまく解釈しましょう。

謙虚な方であるほど苦手だと思うのですが、面接は自分がいかに有用な人間かを示す場です。

ウソをつかない範囲で盛る分には全然良いと思います。

例えばですが、

  • 今の業務を効率化した。正直言うと、ネットで見つけたマクロを作ってみただけ。
    ⇒主体的に現行業務の問題点を見つけて、解決策を提案・実行した。
  • 会社で表彰された。正直言うと誰でも貰えるような賞。
    ⇒会社から表彰された(誰でも貰えるかどうかは面接官はわかりません)
  • 上司の元、指示された仕事をしているだけだった。
    ⇒上司から信頼されて業務を任されていた

とか。

ちょっと具体例がわかりにくかったかもですが、言いたかったことは解釈次第でどうとでもなる、ということです。

私なんかは、お客さんに雑談レベルで「〇〇みたいな解決策もアリっすよね~」みたいに話していたのを、「お客さんが気づいていない課題の解決策を主体的に提案した」みたいな経験として話していました(笑)

コンサル転職時の自己PRを作成する際の3つのコツ

コンサル転職時の自己PRを作成する際の3つのコツ

続いて自己PRを作成する際のコツを解説します。

下記3つです。

それぞれ解説します。

自己PRは3つ作る

面接ではアピールポイントを複数教えてくれと言われることが多いです。

なぜかはわかりませんが、「3つ教えてください」と言われることが多かったです。

ですので、自己PRは必ず3つ作っておきましょう。

自己PRの具体例は2段階に作る

コンサルの面接では、結論ファーストで端的に回答することが求められます。

端的に返すためには、アピールポイントの具体例を2段階に作ると良いです。

↓みたいなイメージです。

面接官「アピールポイントを教えてください」

「〇〇がアピールポイントです」

面接官「〇〇が発揮された経験を教えてください」

「〇〇という経験です」(具体例の1段階目)

面接官「詳細に教えてください」

「××のプロジェクトで・・・」(具体例の2段階目)

特に、上の赤字部分(具体例の1段階目)が抜けている方が非常に多いと思います。

面接を受けている時に実際にあったのですが、経験を教えてくださいと言われた後に、経験を長々と話していたら、「一言でいうとどんな経験ですか?」と話を切られたことがあります。

あと、私の話し方が良くなかったということでもあるのですが、長々と話していたら、「結局、何が伝えたかったの?」と言われたこともあります。

自身の経験から伝えることを明確にするためにも、経験を端的に伝えておけるようにしておくと良いです。

ちなみに私の場合は、以下のようにしていました。

【自己PR】
問題解決力(お客さんの気づいていない課題を特定する能力)

【具体例1段階目】
システムの必要性を検討するプロジェクトで、そもそもの目的を考えることで、システム以外の課題解決策を特定・提案した。

【具体例2段階目】
プロジェクトの背景・目的や、提案した課題解決策について説明

声に出して違和感がないか確かめる

話す時と書く時では、使っている脳の部位が違うと言われています。

そのせいもあってか、ちゃんと自己PRを書けたとしても、話す時はなぜかしどろもどろになってしまいます。

ですので、ちゃんと声に出して練習しておきましょう。

案外忘れがちですが、特に話すことに慣れていない面接受け始めの頃は、だいぶ効果があります。

コンサル転職での自己PRの作成例

コンサル転職での自己PRの作成例

続いて、コンサル転職時の面接で通用する自己PRの具体例として、私の自己PRを3つ紹介します。

案件内容にかかわる箇所は伏せますが、話す内容のイメージは伝わるかと思います。

コンサル転職での自己PRの作成例①問題解決力

【自己PR】
問題解決力(お客さんの気づいていない課題を特定する能力)

【具体例1段階目】
システムの必要性を検討するプロジェクトで、そもそもの目的を考えることで、システム以外の課題解決策を特定・提案した。

【具体例2段階目】
プロジェクトの背景・目的や、提案した課題解決策について説明

コンサル転職での自己PRの作成例②ファシリテーション

【自己PR】
ファシリテーション

【具体例1段階目】
意見の分かれていた論点に対して、2つのことを意識することで、関係者の合意を取り付けた。 

  • ポイントごとに参加者全員の意見を出しきること
  • 最後の結論だけでなく、途中途中で合意を取ること

【具体例2段階目】
プロジェクトの背景・目的や、プロジェクト関係者の意見・意図、関係者間の関係性について説明

コンサル転職での自己PRの作成例③責任感

【自己PR】
責任感

【具体例1段階目】
顧客の課題を自分事と捉えることで、当初予定のない作業も追加で行い、顧客にとってよりよい結論へ導いたこと

【具体例2段階目】
プロジェクトの背景・目的や、当初のスコープ、追加作業を行わな場合の影響、追加作業を行おうと思った理由について説明

人によって経験してきている仕事内容が異なりますので、そのまま真似るのは難しいとは思いますが、ぜひ参考にしてみてください!

コンサルへの転職活動を始めた方
コンサルへの転職活動を始めた方

ここまでの内容を基に自己PRを作成すれば、それなりに作成できそうだな。
でも、コンサルの面接官はめちゃくちゃ詰めてくるって言うし、やっぱり不安だな…

ということで続いて実際に私が詰められた内容と、詰めへの対策法を解説します。

自己PRに対するコンサル面接官による詰め:経験談と対策法

自己PRに対するコンサル面接官による詰め:経験談と対策法

既に解説した下記の自己PRを説明した時に突っ込まれた内容を紹介します。

【自己PR】
問題解決力(お客さんの気づいていない課題を特定する能力)

【具体例1段階目】
システムの必要性を検討するプロジェクトで、そもそもの目的を考えることで、システム以外の課題解決策を特定・提案した。

【具体例2段階目】
プロジェクトの背景・目的や、提案した課題解決策について説明

突っ込まれた内容

  • 提案した結果どうなったの?
  • なぜお客さんは気づけなかったの?あと、なぜカラクリさんは気づけたの?
  • 気づける人と気づけない人の差って何だと思う?
  • それってたまたま他の解決策が見つかっただけで運が良かっただけじゃない?自己PRになってないと思うけどどう?
  • たまたまとかではなく、カラクリさんのスキルが明確に活かされた経験はないの?

とかですね(笑)

たまたまとか言われた時はほんとにどうしようかと思いましたが、必死に回答していると、そのうち詰めが終わります。

これくらいの詰めなら余裕だよ!という人もいるとは思いますが、大半の人はきっつ・・・と思ったのではないでしょうか?

この詰めへの対策法を解説します。

自己PRの詰めへの対策法

下記です。

それぞれ解説します。

事前対策①想定問答集を作る

あらかじめ何を突っ込まれそうか考えておきましょう。

1時間くらい時間をかければある程度の想定問答集が作れると思います。

突っ込まれる内容は、どのファームでも似ているので、一度作っておくと、他のファームでも使い回しができます。

また、実際に突っ込まれた内容を基にブラッシュアップもできます。

事前対策②模擬面接を行う

これは本命のファームを受ける前に、必ず1回はやりましょう。

方法は下記2つがあります。

  • エージェントと行う
  • 本命以外のコンサルファームと行う

2点目についてですが、エージェントによっては志望動機や自己PRの練習(良く深堀質問してくれる)にオススメのファームを教えてくれます。

1点目と合わせて、コンサル転職時のエージェント選択は非常に重要です。

もしまだエージェントを使ってない人がいたら、必ずエージェントを使うようにしましょう。

転職者側は無料で使えますし、それで転職確率が上がるので、使わない手はないです。

その場の対策①考えをまとめる時間を稼ぐ

会議と一緒ですが、基本的には事前対策が重要で、その場でできる対策は少ないです。

その場でできることと言えば、論理的な破綻が無いように、考えをまとめる時間を稼ぐくらいです。

稼ぐ方法は例えば下記なのがあります。

  • 突っ込まれた内容をほぼオウム返し「(突っ込まれた内容)ということですね?」して時間を稼ぐ
  • 突っ込まれた内容をメモして時間を稼ぐ
  • 考える時間をまとめるのに、少し時間をくれと伝える

3点目はアリなの?と思うかもしれませんが、アリです。

実際に私も少し時間をくれと伝えたことがあります。

みなさんもヤバイ…考えがまとまらない…となった時に試してみてください。

コンサル転職時に自己PRと一緒に準備すべきこと

コンサル転職時に自己PRと一緒に準備すべきこと

自己PRと並行して、以下もやっておくと良いです。

それぞれ解説します。

コンサル転職時のその他の準備事項①志望動機・転職理由

自己PRと同じく、一般質問でよく聞かれるのが志望動機・転職理由です。

コンサル転職時の志望動機・転職理由は以下の手順で作成します。

  1. 志望動機・転職理由の骨子を考える
  2. 自分の人生との一貫性を確認する
  3. 内容を肉付けする

この中で特にコンサルならではだなぁと感じるのは、「2.自分の人生との一貫性を確認する」です。 具体的には、志望理由・転職理由が以下と一貫性が取れている必要があります。

  • 高校選定理由
  • 大学と学部選定理由
  • 新卒入社時の会社選定理由
  • 過去に転職していたらその当時の転職理由
  • 入社してからやりたいこと
  • 将来の自分の方向性

これらと一貫性を取るポイントや実際の作成例などは、【例文付き】コンサルへの転職面接で刺さる志望動機・転職理由の作り方で解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

コンサル転職時のその他の準備事項②自己紹介

面接では最初に簡単に自己紹介を求められる場合があります。

面接開始直後の緊張している場面で聞かれるので、何も考えていないとあたふたしてしまうもの。

次の3つを意識して準備しておくようにしましょう。

  • 自己紹介で話すテーマを始めに面接官に伝える
  • 志望動機や自己PRなどの他の面接質問につながる自己紹介を話す
  • 自己紹介を長く話し過ぎない(1分程度で話す)

コンサル転職時のその他の準備事項③逆質問

意外と忘れがちですが、逆質問も重要です。

重要な理由は3つあります。

  • 相手に会社に興味があると示すことができる
  • 面接官の発言内容を自身の志望動機の根拠に使うことができる
  • ファームを選ぶ際の参考情報を聞くことができる

個人的に2点目は重要だと思います。

特に、Big4ファームなど、他のBig4との違いがわかりにくい会社の志望動機を考える際に有用です。

面接官に、他のBig4との違いは何かを聞くと、参考になって作成しやすくなります。

そもそも行きたい先の実態を知っておきたい!という方:「キャリーナ(careena)」がおすすめ

しょうじきどのファームに行くか決めかねている方は、これら一般質問対策などと一緒にその会社の実態を知っておくと良いかもしれません。

社会人OB訪問サービス「キャリーナ(careena)」では、興味のある職種や企業、働き方のリアルな情報を、経験者から直接話を聞くことができます。

ネット上には出てこないリアルな実態が聞けるわけですね。

例えば、デロイトで検索をかけると、以下のように、デロイト経験者がたくさんヒットするので、この中から選んで話を聞けるわけです。

キャリーナの画面イメージ(デロイトで検索)

気になる料金ですが、上記画像の通り、話を聞くのが有料の方もいますが、無料の方も多いです。
もちろん登録も無料。

気になった方は一度無料登録してみてください!

コンサル転職の面接で刺さる自己PRを作成して確実に内定を獲得しよう

以上、いかがでしたでしょうか!?

コンサル転職の対策と言うと、フェルミ推定・ケース面接に目が行きがちですが、自己PRなどの一般質問対策も重要です。

本記事の内容を押さえて確実に内定を獲得しましょう!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA