コンサルの面接を初めて受ける。
最初に自己紹介を求められる場合があるって聞くけど、何を答えたらよいのかな?
例文もほしい!
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
カラクリのプロフィール
- 総合系コンサルファームに5年間勤務。
- 転職活動は3回経験。戦略ファームへの転職活動も行う。
- 現在は地方の中小コンサルに勤務中。
戦コンの面接のときも何度か自己紹介を求められましたが、回答は問題なかったと思います。
その時に意識していた内容を基に解説しますので、ぜひ皆さんの転職/就職活動に役立ててください。
目次
コンサル転職の面接における自己紹介の3つのポイント
下記3つを意識しましょう。
それぞれ解説します。
自己紹介で話すテーマを始めに面接官に伝える
自己紹介をお願いしますと言われたら、まず、これから自己紹介としてどんなテーマについて話すのかを面接官に伝えましょう。
自己紹介に対しての面接官との認識のずれを防ぐためです。
自己紹介と一言で言っても、話す内容はたくさんあります。
氏名や出身大学、これまでの職歴、今の仕事内容、転職理由、将来の夢、自身の強みや弱み、趣味などなど
これらの中のうち、面接官がどの内容を期待しているのかは、自己紹介をお願いしますという一言だけではわかりません。
ですのでまず始めに
自己紹介として〇〇、〇〇について話そうと思います。
と伝えてから話始めましょう。
私は面接で自己紹介を求められた場合は、毎回何について話すか最初に確認していました。
最初に一言会話しておくことで落ち着きますし、緊張もほぐすという意味でもオススメです。
志望動機や自己PRなどの他の面接質問につながる自己紹介を話す
じゃあ面接官に確認を取ればどんな内容を話しても良いのか、というとそういうわけではありません。
さすがに、転職面接の自己紹介で自分のプライベートの趣味については話さないと思います。
話さない方が良いテーマがあることの裏返しで、ある程度オーソドックスなテーマがあります。
具体的には、志望動機や自己PRにつながる内容です。
自己紹介は面接の導入部分です。
そのため、志望動機や自己PRなどの他の質問につながりやすい内容が求められます。
詳しくは例文に書きますが、私は、基本的に志望動機につながりやすいテーマとして、職歴と転職活動のきっかけを話していました。
コンサルの面接では自己紹介を長く話し過ぎない
自己紹介は目安として1分程度で話すようにしましょう。
自己紹介はあくまで面接の導入です。
長く話す必要はありません。
そして何より・・・コンサルの転職面接だと、面接官は自己紹介にあまり興味が無いように感じます(笑)
何社かは、自己紹介を1分くらい話したら、そのまま自己紹介とは全く関係ないフェルミ・ケースのお題に移ったこともありました(笑)
アイスブレーク程度にしか見られていないことも多いのだと思います。
この観点からも長い自己紹介を面接官は求めていないと考えられますので、短くまとめるようにしましょう。
コンサル転職の面接における自己紹介の骨子と例文
自己紹介の骨子と例文を2つのパターンで紹介します。
パターン①コンサルに転職する志望動機につながる自己紹介
転職面接時においては、私はこのパターンを使っていました。
志望動機につながる自己紹介の骨子
骨子は下記です。
- 氏名
- 職歴
- 転職活動のきっかけ
- 締めのあいさつ
私の場合は、今の仕事内容から感じたことが志望動機につながっていたので、職歴を記載しています。
ほとんどの志望動機は、
「今の仕事をしている中で〇〇をしたいと思うようになった。〇〇を実現できるのはコンサル業界なので、転職したい」
のように、職歴が志望動機につながることが多いと思いますので、この骨子でよいと思います。
志望動機によっては、新卒就職時の話を少し触れても良いと思います。
志望動機につながる自己紹介の例文
例文として、実際に私の自己紹介を紹介します。
自己紹介をお願いします。
話す内容の確認
はい。では自己紹介として、簡単にこれまでの仕事内容と転職活動のきっかけについて話したいと思います。
氏名
名前は〇〇と申します。
職歴
新卒で〇〇コンサルに入社し、主にIT系のコンサル案件を担当して参りました。
転職活動のきっかけ
仕事をしていく中でITという手段に限定することなく、経営者の悩みを解決したいと考えるようになり、そのような仕事のできる戦略コンサルへの転職活動を行っています。
締めの挨拶
本日はよろしくお願い致します。
転職活動を始めたきっかけをもっと具体的に教えてください。戦略コンサルの中で弊社を志望する理由は何ですか?…続く
みたいな感じです。
短いと思った人も多いかもしれませんが、この内容で面接でダメと言われたことはありませんので、問題ないと思います。
パターン②自己PRにつながる自己紹介
私はこちらのパターンはあまり使ったことはありません。
ですが、自己PRに印象的なエピソードがあってぜひ面接で話したいという人がいたら、こちらのパターンでもよいと思います。
もし私がこちらのパターンで話すなら、という前提で骨子と例文を紹介します。
自己PRにつながる自己紹介の骨子
骨子は下記です。
- 氏名
- 職歴
- 自身の強み
- 締めのあいさつ
志望動機につながるパターンとあまり変わりがないですが、自己紹介ですので、こんなもんだと思います。
自己PRは、ほとんどの場合、今の仕事内容が根拠になると思うので、骨子に職歴を入れていますが、もし大学時代の話などをする場合は、大学についても少し触れても良いと思います。
自己PRにつながる自己紹介の例文
既に述べた通り、ここではもし私がこのパターンで話すならという前提で、例文を紹介します。
10社以上のコンサルへの面接経験を基に作成していますので、まず問題ない内容かと思います。
自己紹介をお願いします。
話す内容の確認
はい。では自己紹介として、簡単にこれまでの仕事内容とその経験から得た自身の強みについて話したいと思います。
氏名
名前は〇〇と申します。
経歴
新卒で〇〇コンサルに入社し、主にIT系のコンサル案件を担当して参りました。
自身の強み
私の強みは、ITに捉われることなく、広い視野で顧客にとって最適な解決策を考えられることです。
また、弊社のリーダーとして案件にアサインされたこともあり、最後まで自分で仕事をやりぬくという責任感も強いです。
締めのあいさつ
本日はよろしくお願い致します。
その強みが発揮された具体的な経験を教えてください。他にも強みはありますか?…などなど
この記事を見ている人は、自己PRをすでに作成している人も多いと思いますので、自己PRの内容を要約して話したらよいと思います。
コンサル転職の面接における自己紹介にはあまり力を入れる必要はない
コンサル転職の面接において自己紹介はあまり力を入れる必要はありません。
しょうじき、面接官から自己紹介に興味があるように感じたことはないです。
既に述べているかと思いますが、何社かは、自己紹介を1分くらい話したら、そのまま自己紹介とは全く関係ないフェルミ・ケースのお題に移ったこともあります。
アイスブレーク程度にしか見られていないことも多いのだと思います。
ですので、既に述べた自己紹介の型を押さえたら他の対策を行うことをおすすめします。
コンサル転職の面接における自己紹介と合わせて準備しておくこと
一般質問への回答は同時に準備しておくと効率が良いです。
自己紹介と合わせて下記3つの対策をしましょう。
なお、他にもフェルミ推定やケース面接の準備も必要です。
本記事の趣旨とはそれてしまうので、解説しませんが、これから対策をする予定の方は、フェルミ推定対策マップ|知識ゼロから面接突破までの方法もチェックしてください。
コンサル転職面接の準備事項①志望動機・転職理由
当たり前ですが準備が必要です。
特に、コンサルの面接においては、論理性が求められますので、論理的かどうかが重要になってきます。
志望動機で言う論理性というのは、人生プランの一貫性みたいなもので、具体的には下記の理由について、一貫性があることが求められます。
- 高校選定理由
- 大学と学部選定理由
- 新卒入社時の会社選定理由
- 過去に転職していたらその当時の転職理由
- 入社してからやりたいこと
- 将来の自分の方向性
高校選定理由なんて覚えてるわけでねぇだろ!って思うかもしれませんが、実際に面接で聞かれたことがあります(笑)
その時にあたふたしないためにも準備しておく必要があります。
このようなコンサル面接ならでは注意点を踏まえた志望動機・転職理由の作り方は、【例文付き】コンサルへの転職面接で刺さる志望動機・転職理由の作り方で解説してます。
コンサル転職面接の準備事項②自己PR
こちらももちろん準備が必要です。
自己PRは、コンサルの面接では非常に深く、厳しく突っ込まれます。
実際に私は
それって自己PRになってないと思うけどどう?
みたいに言われたことがあります(笑)
この時は、自己PRとは何か、みたいな哲学的なことを考えそうになりましたが、何とか落ち着いて切り替えしました。
このような厳しい突っ込みが来る前提で自己PRを準備する必要があります。
厳しい突っ込みに耐えられる自己PRの作り方は、【コンサルタントに転職】面接で刺さる自己PRの作り方【例文付き】で解説していますので、気になった方はチェックしてください。
コンサル転職面接の準備事項③逆質問
意外と忘れがちですが、逆質問も重要です。
重要な理由は3つあります。
- 相手に会社に興味があると示すことができる(面接突破の確率を上げることができる)
- 面接官の発言内容を自身の志望動機の根拠に使うことができる
- ファームを選ぶ際の参考情報を聞くことができる
個人的に2点目は重要だと思います。
特に、デロイトなど、他のBig4との違いがわかりにくい会社の志望動機を考える際に有用です。
面接官に、他のBig4との違いは何かを聞くと、参考になって作成しやすくなります。
コンサル転職面接時の自己紹介を準備してスムーズに面接に臨もう
以上、いかがでしたでしょうか!?
重要度は高くないですが、聞かれる頻度の高い自己紹介。
本記事の骨子と例文を参考にパッと準備して、より重要度の高い対策に取り組みましょう!