

フェルミ推定を何度か解いてみたけど、なかなか上手にできないな・・・
何かコツみたいなのがあれば知りたいんだけど・・・
本記事では下記の内容を解説します。
カラクリのプロフィール
- 総合系コンサルファームに5年間勤務。
- 転職活動は3回経験。戦略ファームへの転職活動も行う。
- 20社近くの選考を受けている中で、フェルミ推定が全くできない状態から、ほぼ確実に面接突破できる状態に。
- 現在は地方の中小コンサルに勤務中。
こんな私が解説します。
参考:【まとめ|例題と解答付き】フェルミ推定とは?やり方や考え方は?
目次
本題の前に: 「独学だけでは心配。。」という人のために
本記事では、フェルミ推定・ケース面接の対策を独学でできるよう、可能な限りわかりやすく解説しますが、正直、フェルミ推定・ケース面接は難関です。
なので記事を読んでも、「独学だけでは心配。。」という人もいらっしゃるかもしれません。
そういう人のために、「無料でフェルミ推定・ケース面接の対策を行ってくれるおススメ転職エージェント」をリストアップしました。
そういう人は下記を読んで頂き、活用してみて下さい。
必見:無料でフェルミ推定・ケース面接の対策を行ってくれるおススメ転職エージェント
※本記事の一番最後に記載しました。
それでは、本記事の本題に入ります。
フェルミ推定の3つのコツ
次の3つを意識するだけで、フェルミ推定が劇的にできるようになります。
それぞれ解説します。
コツ①計算式の正解パターンをおさえる
フェルミ推定の手順において最も重要なステップが基本式の設定です。
基本式には、実はお題に応じてある程度の正解パターンがあります。
下記表の通りです。
お題が与えられたらまずはこの表の4つのどれに該当するのかを考え、表の右側に記載している基本式をベースに式を設定します。
具体例:PCの日本の市場規模
②-1の市場浸透型に該当しますので、下記のようになります。
日本人口×PC保有率×保有数÷買い替え頻度×単価
具体例:スターバックス1店舗の1日の売上
③稼働率型に該当しますので、下記のようになります。
席数×稼働率×回転数×営業時間×単価
※take outは考慮せず
コツ②意味のある単位でセグメンテーションを行う
数式を複数のセグメントに分ける際は、必ず意味のあるセグメントで分けることを意識しましょう。
面接官はフェルミ推定を解く考え方を見ています。
なんとなくのセグメンテーションだと、面接官に「こいつ、全然考えてないな。。。」と思われてしまいます。
意味のあるセグメンテーションとするためのコツ
設定した数式の数値がどんな要因で変わるかを、常識的に考えればよいです。
これだけではわかりにくいので、例をみてみましょう。
具体例:PCの日本の市場規模
「高齢者はあまりパソコンを持っていないかも」、「最近の学生はスマホで十分なので、保有率は低そう」
↓
年齢軸で数値が変わりそう。
学生以下(0-20)、サラリーマン層(20-60)、高齢者(60-80)で分ける
※個人所有に限定
具体例:スターバックスの1日の売上
「(場所によるが)朝はサラリーマンの利用者が多そう」、「お昼はおしゃべりする人が多いので、回転数が落ちそう」
↓
時間軸で数値が変わりそう。
朝(7-9)、午前(9-11)、昼飯時(11-14)、お昼(14-17)、夕方以降(17-22)で分ける
ここに書いたセグメンテーションよりももっと良い分け方もあると思いますが、重要なのは、どのような分け方でもよいので、必ず意図を持って分けることです。
コツ③常識を基に数値を設定する
計算式を設定し、セグメンテーションを行った後は、項目ごとの数値設定を行います。
数値はざっくりで問題ありません。ただし、何も根拠がないと、突っ込まれてします。
常識的に考えてこれくらい、と言った設定方法を行いましょう。
具体例:PCの学生層の保有率
40人のクラスに3,4人として保有率10%
具体例:スターバックスの朝(7-9)の稼働率
私の良く行くところは)ほぼ埋まっていることが多いので、90%
その軸・切り口に注目した理由を考えると、やりやすいと思います。
フェルミ推定のコツを身に着ける前に:そもそも手順と基礎数値は押さえてますか?
ここまでフェルミ推定のコツを解説してきました。まだあまりしっくりこない方は、もう少し初歩的なところに問題があるかもしれません。
次の2点にYesと答えられるか考えてみましょう。
確認ポイント①フェルミ推定の手順は押さえていますか?
フェルミ推定は以下の手順で解きます。
- 前提確認
- 基本式の設定
- セグメンテーション
- 数値の設定・計算
- 現実性検証
【初心者必見】フェルミ推定の5つの手順【例題あり】で解説していますので、まだ押さえていない方はチェックしてみてください。
確認ポイント②基礎数値は押さえていますか?
フェルミ推定に必要な基礎数値は下記です。
日本に関する数値
- 人口:12,500万人 (2050年1億人、2060年9,000万人)
- 平均寿命:84歳
- 世帯:5,000万戸
- 平均世帯人数:2.5人
- 国土面積:38万平方キロメートル (30%平地、70%山岳地)
- 小学校の数:20,000校
- 中学校の数:10,000校
- 高校の数:5,000校
- 短期大学の数:300校
- 大学の数:750校
- 大企業の数:1.1万社
- 中企業の数:55万社
- 小企業の数:330万社
- 市の数:800箇所
- 町の数:750箇所
- 村の数:200箇所
- 給与所得者:5,000万人
- 平均年収:430万円
- フリーター人口:200万人(若年層)
- フリーター平均年収:100万円)
世界に関する数値
- 人口:76億人 (2050年95億人、2100年112億人)
- 地球の直径:12,000km
- 地球の円周:40,000km
- 地球の表面積:5億キロ平方メートル(海70%、陸30%)
これらを面接中にすぐに思い出せるようにしておく必要があります。
ただ、これらをすべて覚えておくのは至難の業。
最低限覚える数値や覚えるコツは以下の記事で解説していますので、チェックしてみてください。
フェルミ推定のコツを身に着けるには日常的に練習が必要
これまでフェルミ推定のコツや手順・基礎数値を解説してきました。
これらを覚えて身に着けるためには、日常的な練習がかかせません。
【練習問題も紹介】フェルミ推定の日常の練習方法(https://karakuri-blog.com/rensyu/)で解説しているように、毎日必ず1つ以上の問題を解くようにしましょう。
お題は、目に付いたものの市場規模や売上拡大施策を考えればそれで良いですが、偏りをなくすためには問題集を1冊解くのが有効です。
問題集の中では、現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノートがオススメですので、未だ購入されていない方はすぐに購入しましょう。
解説付きのお題が30問、解説無しのお題が100問掲載されています。
また、私の方でも、実際に面接で出たお題を中心に回答を解説しています。こちらもチェックしてみてください。
フェルミ推定の面接を突破するための最後のコツ:面接官とのディスカッション対策
ここまでの内容を理解・練習すれば、必ずフェルミ推定ができるようになります。
あとは、面接対策として、面接官とのディスカッション対策をしましょう。
私は何十回も面接を受けてきましたが、面接官からは以下3点を良く突っ込まれました。
- 面接突っ込みポイント①推定結果は妥当か
- 面接突っ込みポイント②他にどのような計算式を考えたか
- 面接突っ込みポイント③より精度を上げるにはどうすればよいか
詳しくはフェルミ推定の面接対策~面接官の突っ込みポイント~で解説していますので、チェックしてみてください。
コツを押さえてフェルミ推定の面接を確実に突破しよう
以上、いかがでしたでしょうか!?
コンサル転職は準備事項が多くて大変です。
しっかりと準備をしておくことで、面接を確実に突破できるようになりましょう。
参考:【まとめ|例題と解答付き】フェルミ推定とは?やり方や考え方は?
必見:無料でフェルミ推定・ケース面接の対策を行ってくれるおススメ転職エージェント
本記事では、フェルミ推定・ケース面接の対策を独学でできるよう、可能な限りわかりやすく解説してきました。
でも「独学だけでは心配。。」という人も多いのではないでしょうか?
正直、フェルミ推定・ケース面接は難関です。
しかも戦略コンサルの面接だけでなく、総合コンサルやシンクタンクなど他の分野のコンサルファームの面接でも出題されることがあります。
ですので、しっかりした対策が必要です。
そこで、ぜひ知っていただきたいことがあります。
それは、コンサル会社への転職サポートに特化したコンサル特化型の転職エージェントの中には、コンサル会社特有のフェルミ推定・ケース面接の対策を、無料で行ってくれるところがあるということです。
その中でも、戦略コンサルへの転職支援に強いエージェントは、各ファームで実際に出題されたフェルミ推定・ケース面接の豊富な過去問を持ち、面接を突破するためのノウハウを蓄積しています。
そして模擬面接をおこなうなどして、面接対策をさまざまな形で手伝ってくれます。
戦略コンサル出身のキャリアアドバイザーが、そういった対策をしてくれるケースもあります。
心強いですよね。
実際、私はコンサルへの転職活動の際、そのような転職エージェントを使い倒し、たっぷり鍛えてもらいました(笑)。
もし、「独学だけでは心配。。」と感じる場合は、ぜひフェルミ推定やケース面接の対策を行ってくれる転職エージェントに登録してみてください。
完全無料で利用できるので、使わない手はないと思います!
以下は、戦略コンサルへの転職支援に強い転職エージェントのランキングTOP3です。
この3社であれば、しっかりしたフェルミ推定・ケース面接の対策を期待できますので、ぜひ無料相談に申し込んでみて下さい。
因みに私は、コンコード、ムービン、アンテロープの3社を実際使ってみたのですが、特にコンコードの面接対策が手厚くて良かったです。
(合う合わないの個人差はあると思いますので、まずは試してみることをお奨めします)
無料でフェルミ推定・ケース面接の対策を行ってくれるおススメ転職エージェントTOP3
ランキング | 1位 | 2位 | 3位 |
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エージェント名 | コンコードエグゼクティブグループ | ムービン・ストラテジック・キャリア | アンテロープキャリアコンサルティング |
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総合型/コンサル特化型 | コンサル特化型 | コンサル特化型 | コンサル特化型 |
得意な領域 | 戦略コンサル、総合コンサル/シンクタンク、ITコンサル | 戦略コンサル、中小企業支援コンサル | 戦略コンサル |
運営会社 | 株式会社コンコードエグゼクティブグループ | 株式会社ムービン・ストラテジック・キャリア | アンテロープキャリアコンサルティング株式会社 |
設立 | 2008年 | 2000年 (前身となる株式会社ムービン設立は1997年) |
2002年 |
公開求人数 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
料金 | 無料 | 無料 | 無料 |
無料相談申し込み |
【コンコード】の無料相談に申し込む
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【アンテロープ】の無料相談に申し込む
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なお、戦略コンサルや総合コンサル/シンクタンクなど、志望分野ごとのコンサル転職でおすすめのエージェントランキングは、以下の記事で詳細に解説しています。
何故、コンコード、ムービン、アンテロープの3社がおすすめか?もしっかり書いておきましたので、よろしければご一読ください。