【転職|選考体験談/40・50代】EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)(~一次面接)

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【転職|選考体験談|40・50代】EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)|二次面接

EYへ転職活動をした方からお話を伺えたのでまとめます!

転職者のプロフィール

転職者

転職者
  • 当時の年齢:40代~50代
  • 受けた時期:2016年頃
  • 最終学歴:公立大学博士課程修了
  • 職歴:建設業⇒修士課程進学⇒金融機関⇒証券会社⇒物流会社(取締役)⇒博士課程進学
  • 転職のきっかけ:博士号取得時にコンサルファームの知人に誘われたため

だいぶ特殊な経歴だとは思いますが(笑)、参考にはなると思いますのでぜひ読んでみてください!

選考結果まとめ(一次面接まで)

受けた部門 エネルギー系の部門
入社後の予定職位 シニアマネージャー~ディレクタークラス
選考の流れ 書類

面接(2回)
※Webテストはなし
一次面接の面接官 ディレクター1名、シニアマネージャー2名
一次面接の内容
一次面接の結果 選考突破!

以降、上記内容を深堀します!

なお、2次面接の内容は以下の記事にて解説していますので、チェックしてください。

あと、もちろんですが、面接内容はうろ覚えの箇所もあると思うので、実際のやり取りとちょっと違う場合もあります。
ご注意くださいね。

EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)とは

EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)とは

総合ファームであり、Big4の一角です。
みなさんEYって呼んでますね。

Big4のコンサルファーム

EY、デロイト、PwC、KPMG

2017年と2020年に組織再編をして今の会社名になっていますが、転職者として注目すべきは、給与水準の改善でしょう。

元々EYはBig4の中では給与水準が低く、良い人材が集まにくかったのですが、デロイトの元トップが2019年にEYに移籍して立てた成長戦略『プロジェクト・ドラゴン』により、大幅に給与水準が改善されました。

過去にEYは業界標準より低い水準にありましたが、それはここ1,2年でキャッチアップしてきています。専門領域によって多少の差はありますが、現在では競合他社と変わりない給与水準で、領域によっては他社を超えるオファーにより、トップティア人材の獲得が進んでいます。

EYコンサルティングの成長戦略近藤聡社長インタビュー

伸びている会社の方が入りやすいし、入社後の昇格も早くなるも思います。
給与水準も悪くないなら狙い目ですね!

カラクリ
カラクリ

EYSCの選考の流れ

今回の転職者が受けた際は下記でした。

EYSCの選考の流れ
書類選考

面接(2回)

内定
※Webテストはなし

注意点としては、今回の転職者はシニマネなどの上位クラスとして選考を受けていること。
20代や30代前半などのいわゆる若手クラスだと選考の流れが異なる可能性があります。

実際、EY採用ページによると、社会人3年目程度までの第二新卒枠だと、書類選考の後にWebテストがあります。
ネットで調べると、テストの種類はGABとのこと。
(出題するテストの種類は変わることもあるので、必ずエージェントに確認するようにしましょう)

対策したい方は以下の書籍がおすすめです。

≫参考:【中途向け】コンサル転職のWebテスト・筆記試験対策【王道11社の種類も解説】

EYSCの一次面接の体験談

EYSCの一次面接の体験談

一次面接は以下の流れで進んでいきました。

それぞれどんなやり取りがあったのか、会話形式で書いていきます!

自己紹介

面接官はディレクターが1名とシニアマネージャーが2名の計3名だったみたいです。

面接官
面接官

自己紹介をお願いします

では、大学卒業以降のキャリアを説明します。新卒で建設会社に入社して、××などを担当しました。その後、金融機関に転職しまして、そちらでの主に×××。さらに、証券会社にも転職したのですが、×××。その後物流業では取締役に就任しまして、×××。

転職者
転職者

だいたい5分くらいで話したそうです。

いろいろなキャリアを歩んでいる方なので、自己紹介も話すことが増えますね!

カラクリ
カラクリ

一般質問:転職理由と転職先で実績と失敗

面接官
面接官

色んなご経験をされてますね。建設会社から金融機関に転職した理由は何ですか?

転職した理由は3つあります。

  1. 勤務していた建設業の借入金が多すぎて将来的に破綻するという懸念があったこと。
  2. 将来的に経済系の大学院に進学したいという希望があったこと
  3. 今回、私を誘ってくれたEYの知人に相談したところ、銀行に転職したらどうかと助言をくれたこと

です。

転職者
転職者

特に追加質問などもなかったそうですが、個人的には、通常の(リファラルではなく、若手選考の)面接でこの回答だとちょっとキツいかな…と思います。
「なぜ大学院進学のために銀行が良いのか?」などの質問に答えられない回答になっているからです。
(正確には、知人の助言に従った、ということだと思いますが、それだとちょっと弱い)

面接では、論理的思考力と説明力が見られています。
これについて、外資系OLうさぎのちょこさん(@ChoConejito)が的確に表現してくださっていました。
(HUNTER×HUNTER好きならわかるはず…!!)

後で書きますが、この方は特定領域についてEYパートナークラスも舌を巻くほどの知見を持っています。もしかしたら案件を推進する立場というより、特定領域におけるアドバイザー的な立ち位置での採用だったのかもしれません。

それでロジック的な部分よりも経験や知見を優先して評価していたのかも。
(ま、私が聞いた範囲でなので、実際はもっとしっかりと回答していた可能性もあります)

面接官
面接官

では、金融機関に勤務していた際の成功経験と失敗経験をお願いします。

はい。銀行時代は、営業推進部→審査部→企画部の3部門で業務を行ってきましました。
実績としては、××のキャンペーンでシェア80%をとったことと、審査部時代の不良債権処理で××。
失敗は××。

転職者
転職者

失敗の内容は特定されかねない内容なので書けませんが、超絶シビアです(笑)

これも転職理由と同様、少し甘いかなと思います。こういった実績系の話は、EY転職後にどう活きるのか?まで話す必要があります。
(話さないとどのみち聞かれます)

今の回答ではこの経験がEY転職後にどう活きるのかにまで踏み込んでいません。
(突っ込まれた時用に準備していた可能性もありますけどね。)

コンサル転職の面接ではフェルミ推定やケース面接も重要です!
突っ込まれにくい自己PRについては、【コンサルタントに転職】面接で刺さる自己PRの作り方【例文付き】で作り方を解説していますので、チェックしてみてください。

カラクリ
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この後は、同じような感じで二回目の転職理由と転職先での成功経験・失敗経験を聞かれたそうです。

転職者いわく、全体としてコンプラ意識をみられている印象だったとのこと。
やはり、上位職での転職となると、評価の観点が少し変わってきますね。

フェルミ/ケース問題①:セブンイレブン1店舗の一日の売上は?

面接官
面接官

では続いてフェルミ推定をやります。
お題は「セブンイレブン1店舗の1日の売上」にしましょう。
3分間でお願いします。

〜3分後〜

1日の来店人数を仮に500人とし、客単価を600円とします。そうすると、500人✕600円=300千円となります。

ただ、このセブンイレブンの立地が住宅地なのか、企業が多い駅前立地かなどによって数値は異なるので、より正確に算出するには、こうした条件を加味する必要があります。

転職者
転職者

これも追加質問がなかったそう。

なぜ500人なのか?なぜ客単600円なのか?などいくらでも質問できそうですが、論理的思考力の評価はほどほどで、やはりこれまでの経験を重視しているように感じますね。

フェルミ/ケース問題②:物流業界の課題についてのディスカッション

面接官
面接官

今EYで物流業界の××投資についてリサーチしているんですが、物流業界は他の業界に比べてどうも投資が遅れているように思うんですが、その原因についてどう考えていますか?

ここが本題です!このやり取りが一番が長く、合計で50分くらいは議論していたそうです。

国土交通省によると×××。特に事業承継問題があり、投資ができていないと考えています。

転職者
転職者
面接官
面接官

この投資は、コスト構造の観点からも競争優位性に大きく貢献できると考えられるのですが、それでも投資が少ないのは、ほんとに事業承継だけの問題なのでしょうか?

〜この後もしばらく応酬〜

面接官
面接官

なるほど。非常にびっくりする話も聞けました。この論点については次回の二次面接でも深彫しますね。

という感じで、もはやエキスパートインタビューみたいな面接だったようです(笑)

「次回の二次面接でも深堀しますね」と言われているくらいですから、もちろん選考突破。

逆質問

最後に逆質問です。

一つだけ質問したそうです。

毎日、何時ごろまで仕事をしていますか?というのは、母の体調が今一つでして…

転職者
転職者
面接官
面接官

納期次第ということもあり、何とも言えないのが正直なところですね…

という互いに本音を出すやり取りがあったようです(笑)

この質問って、コンサル未経験の方が一番気になる質問ですよね…
私は過去に200時間近くの残業をしたことがあります。その時の様子は【実話】ITコンサル炎上案件に入った話【うつになりかけた】にまとめていますので、気になった方はチェックしてください。

カラクリ
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EYSCの転職に強い転職エージェントTOP3

EYSCの転職に強い転職エージェントTOP3

この方はだいぶ特殊な経歴の持ち主でしたし、リファラル採用でしたので転職エージェントは使用していなかったみたいですが、私は基本的には転職エージェントを使用することをおすすめしています。

面接で落ちてからやっぱエージェントを使っておけばよかった・・・となっても遅いですからね。無料で利用できますし、後悔しないよう転職エージェントは使用しておきましょう。

カラクリ
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EYSCへの転職に強い転職エージェントTOP3

ランキング 1位 2位 3位
エージェント名 アクシスコンサルティング JACリクルートメント コンコードエグゼクティブグループ
アクシスコンサルティング JACリクルートメント コンコードエグゼクティブグループ
総合型/コンサル特化型 コンサル特化型 総合型 コンサル特化型
得意な領域 総合・IT系
(戦略系も少し実績あり)
総合・IT系 戦略系
運営会社 アクシスコンサルティング株式会社 株式会社 ジェイエイシーリクルートメント 株式会社コンコードエグゼクティブグループ
設立 2002年4月 1988年3月7日 2008年
公開求人数 非公開 15,000 非公開
非公開求人数 全体の77% 全体の60% 非公開
料金 無料 無料 無料
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転職準備を入念に行い確実に面接突破を目指そう

EYSCの一次面接までの選考体験は以上です。

この方の二次面接の内容は以下の記事に記載していますので、ぜひ続きもみてみてください!

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