転職に向けてフェルミ推定の勉強を始めようと思うけど、覚えておくべき前提知識って何があるのかな?
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
本記事を書いている私も戦略コンサルへの転職活動を行ってきました。
フェルミ推定・ケース面接が苦手で最初の方は面接に落ちまくったおかげで(?)、20社弱のコンサルファームの面接を受けることができました。
本記事ではフェルミ推定の勉強開始前にこれを知っていればもっと効率的に勉強ができたのに、と思っていた内容をまとめました。
実際に転職活動を行うことでわかったノウハウです。
これからの勉強にぜひ役立てて、確実にコンサルファームから内定をもらいましょう。
参考:【まとめ|例題と解答付き】フェルミ推定とは?やり方や考え方は?
目次
フェルミ推定の面接突破に必要な前提知識・基礎知識
下記3点です。
知識というと、基礎数値ばかり考えるかもしれませんが、手順とパターンの方がもっと重要です。
以降でそれぞれ解説します。
前提知識・基礎知識①フェルミ推定の手順
まずは手順を押さえましょう。
適切な手順でないとトンチンカンな回答になりやすくなってしまいます。
手順は下記です。
- 前提確認
- 基本式の設定
- セグメンテーション
- 数値の設定・計算
- 現実性検証
しっかり説明すると長くなってしまうので、ここで詳細解説は省略します。
前提って?基本式とは?となる方は、【初心者必見】フェルミ推定の5つの手順【例題あり】の記事で手順を解説していますので、この記事と合わせて読んでおきましょう。
東京メトロのコインロッカーの1日の売上高の例題付きで解説しています。
前提知識・基礎知識②フェルミ推定のパターン
続いて最重要と言っても過言ではないフェルミ推定のパターンです。
個人的にはパターンを適切に使いこなせているかどうかで、フェルミ推定面接を通過するかどうかが決まると思うほどです。
フェルミ推定のパターンは下図の通りです。
なお、ネットで調べると、耐久品型をさらに所有型と存在型に分けている記事も多くありますが、考え方は一緒なので、分ける必要はないと私は思います。
むしろ、市場に浸透しているのかどうかで式が変わるので、上記の②-1、②-2の分け方の方が重要です。
耐久品型?消耗品型?何それ?って方は、フェルミ推定にはパターンがある!頻出3+1パターンを解説を読んでください。
日本のビールの市場規模や家庭用洗濯機の市場規模などの例を出しながら解説しています。
前提知識・基礎知識③フェルミ推定で使用する基礎数値
最後にフェルミ推定で数値設定・計算をする際に使用する基礎数値です。
他のサイトに必要な基礎数値がまとまっていたので、引用します。
日本に関する数値
- 人口:12,500万人 (2050年1億人、2060年9,000万人)
- 平均寿命:84歳
- 世帯:5,000万戸
- 平均世帯人数:2.5人
- 国土面積:38万平方キロメートル (30%平地、70%山岳地)
- 小学校の数:20,000校
- 中学校の数:10,000校
- 高校の数:5,000校
- 短期大学の数:300校
- 大学の数:750校
- 大企業の数:1.1万社
- 中企業の数:55万社
- 小企業の数:330万社
- 市の数:800箇所
- 町の数:750箇所
- 村の数:200箇所
- 給与所得者:5,000万人
- 平均年収:430万円
- フリーター人口:200万人(若年層)
- フリーター平均年収:100万円)
世界に関する数値
- 人口:76億人 (2050年95億人、2100年112億人)
- 地球の直径:12,000km
- 地球の円周:40,000km
- 地球の表面積:5億キロ平方メートル(海70%、陸30%)
えっこんなに覚えるの!?そんなんムリだ…
ってなると思います。
安心してください。実は私はほとんど覚えていません。
私が覚えていた数値は、下記だけです。
しかも、数値もざっくりとしか覚えていません。
- 日本人口:1億2,000万人
- 日本の世帯数:5,000万世帯
- 日本のサラリーマン平均給与:400万円
- 日本の企業数:400万社
- 国土面積:38万平方キロメートル (30%平地、70%山岳地)
- 日本の平均寿命:80歳
- 世界の人口:70億人
実は他の数値は、上記数値からフェルミ推定をすることで算出することができます。
その推定方法は、【暗記不要】フェルミ推定の基礎数値一覧【ヒント:推定】で解説していますので、チェックしてみてください。
前提知識・基礎知識を覚えたらフェルミ推定のお題を解いてみよう
前提知識を覚える最も効率の良い方法は、実際に問題を解いてみることです。
さらに面接経験者の解説がついていると、振り返りもできるのでなおよいです。
まずはネット検索で無料解説付きの例題を解いてみて、その後に有料の例題や書籍の購入をするとよいと思います。
私の解説で良ければ下記2記事を無料公開しています。
- 東京メトロのコインロッカーの1日の売上高
*リンク先記事の中段ほどから解説 - 5年後の代用肉の市場規模
実際に戦コンの面接で出題されたお題の解説も行っています(スンマセン、有料です)
- ミネラルウォーターの市場規模(マッキンゼー、KPMGFASなど)
- 中古車の年間販売台数(Strategy&)
- 筆記用具の市場規模(BCG)
- サッカースパイクの市場規模(モニターDeloitte)
書籍は現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノートがオススメ
他は買わなくてもよいくらいです。
【オススメ3選】フェルミ推定対策本【本より効率的な勉強法も解説】
※もしすでにKindleUnlimtedに登録しているなら、実質無料でフェルミ推定の対策本を読むこともできます。オススメは【Kindle Unlimited】フェルミ推定対策本オススメ3選で紹介しています。
前提知識・基礎知識を身に着けるには日々練習が必要
お題を解いてみましたか?本記事記載の前提知識を確認しながら解けば、何度か引っかかりながらも解けたかと思います。
しかし、本番は、面接という緊張する空間&3分や5分などの制限時間付き。
引っかかっている時間はありません。
本命企業で確実に内定をもらうためには、本番に確実に解けるように日々、継続して練習する必要があります。
日々の練習の質を高める方法
そんな日々の練習の質を高める方法。
それは、経験者からフィードバックをもらうことです。
自身の回答にフィードバックをもらい、改善を繰り返すことが上達の近道です。
しかも、経験者であれば、質の高いフィードバックが期待できます。
知合いに戦コン内定者がいればフィードバックをお願いしましょう。
ちなみに、私もフィードバック可能です。
戦コンの知合いがいない、またはいるけど忙しそうで頼みづらいという方は、以下のアドレスまで自身のご回答を送ってください。
ーカラクリまで
24時間以内にフィードバックいたします。
フェルミ推定の日常の練習方法【練習以外にやるべきことも解説】
フェルミ推定が不安な方はコンサル転職支援サービスを活用するのもの一つ
コンサル転職支援サービスとは、コンサル転職に必要な準備事項をマンツーマンで支援してくれるサービスです。
エージェントと異なり、求人の紹介はしてくれませんが、フェルミ/ケース対策を経験者がしてくださいます。
サービスを受けることで、面接突破率が飛躍的に高まります。
中でも下記の3つがおすすめですので、気になった方は無料相談に申し込んでみてください。
サービス利用は有料ですが、初回相談は無料です。
サービス名 | 考えるエンジン | STRATEGY:BOOTCAMP(ストラテジーブートキャンプ) | SPARK CAREER |
イメージ画像 | |||
代表者 | 高松智史 | 河野 博 | 寺尾ゆきお |
代表者経歴 |
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講座名 | FOR コンサル転職対策 (他に現役コンサルの方向けのコース等もあります) |
MBB突破コース | 転職コース |
講座内容 |
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1回60分のマンツーマン講座を 合計20回+メッセージベースでの質疑応答 *20回のうち数回は、主担当と異なる 講師による模擬面接も実施 *英語でのケース面接も可能 |
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料金 | 138,000円 | 100万円 | 150,000円 |
無料相談 | あり(30分の無料相談) | あり | あり |
無料相談URL |
≫参考:【おすすめ3選】 コンサル転職支援サービス【フェルミ推定/ケース対策も可能】
フェルミ推定を練習してコンサル内定を目指そう
以上、いかがでしたでしょうか!?
コンサル内定には必須のフェルミ推定。
前提知識を身に着けた後は、しっかりと練習して確実にコンサルファームに内定しましょう!
きっと素晴らしいキャリアが実現できるはずです!