A.T.カーニーへ転職活動をした方からお話を伺えたのでまとめます!
- 当時の年齢:20代
- 受けた時期:2020年頃
- 最終学歴:早稲田大学国際教養学部卒
- 職歴:新卒で不動産会社
- 転職のきっかけ:年収アップのため
なお、本記事は一次面接の内容をまとめています。
ニ次面接の内容は、以下の記事にまとめています。
選考概要
受けた部門 | 業界サービスプラクティス |
---|---|
入社後の予定職位 | 現場メンバークラス |
選考の流れ | 書類選考 ↓ 面接(週末集中選考会) ※Webテストはなし ※2次面接落ちのため、以降のプロセスは不明 |
一次面接の概要と結果
面接官 | プリンシパル2名(一般質問1名、ケース面接1名) |
---|---|
面接内容 | |
面接結果 | 選考突破! |
以降、上記内容を深堀します!
あと、もちろんですが、面接内容はうろ覚えの箇所もあると思うので、実際のやり取りとちょっと違う場合もあります。 ご注意くださいね。目次
A.T.カーニー(KEARNEY)とは
A.T.カーニーとは、以下の特徴を持つコンサルティングファームです。
- アメリカ発の戦略コンサルティングファーム
- トップティア戦略ファームMBBに次ぐファームに分類されることが多い
- 2020年1月より、グローバル・ブランド名をKEARNEYへと刷新
転職者が活用したコンサル転職エージェント・転職サービス
利用したエージェント:コンコードエグゼクティブグループ
戦略コンサルをメインとした転職エージェントです。
設立は2008年で、戦コン転職が得意なムービンやアクシスコンサルティングと比較すると新しい企業です。
実はCEOは、元ムービンの方です。ムービンのサービスをベースとしつつ、さらに改善を加えたサービスになっているのだと思います。
フェルミ・ケース対策を手厚くしてほしい方にオススメです。
コンコードエグゼクティブグループの基本情報 | |
フェルミ/ケース問題対策 | |
一般質問対策 | |
面接の過去問の内容 | |
運営会社 | 株式会社コンコードエグゼクティブグループ |
設立 | 2008年 |
公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
料金 | 無料 |
ケース対策や面接対策は勿論、企業ごとの試験傾向データを惜しむことなく開示してくれるような手厚いサポートを受けることができました。悪かった点は特にありませんが強いて言えばコンサル業界以外の案件は範囲外という点で、コンサルと他の業界を並行して志望する場合にはまた他のエージェントにかけあうのがよさそうです。コンサル業界を志望するのであればまず間違いありません。
利用した転職サービス:リクナビネクスト
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A.T.カーニーの選考の流れ
今回の転職者が受けた際は下記でした。
↓
週末集中選考会(2回)
↓
見送り
※Webテストはなし
※二次落ちのため以降のプロセスは不明
ウェブテストはなかったとのことですが、ネットで調べると、独自の問題が出題されることもあるようです。
(週末集中選考会のためにウェブテストの出題が無かったのかもしれません。)
出題するテストの種類は変わることもあるので、必ずエージェントに確認するようにしましょう
≫参考:【中途向け】コンサル転職のWebテスト・筆記試験対策【王道11社の種類も解説】
A.T.カーニー(KEARNEY)の一次面接の体験談
一次面接は以下の流れで進んでいきました。
会社説明は飛ばし、一般質問とケースのやり取りを会話形式で書いていきます!
ケース問題提示、回答準備(15分)
菓子メーカーA社が売り上げを伸ばしていくうえでの優先国を資料をもとに定量的なデータを用いて順位付け
(A4用紙10枚におよぶ資料を15分で検討。
資料各ページ内のデータ例としては自社商品の詳細、各国の市場規模、その中での菓子のシェアの市場規模、販売チャネルの割合、A社関係者による展望と現状のインタビュー内容。ざっと北米、アジア、欧州を代表する国々計20カ国分。視覚的情報過多。時間がまるで足りないのでスキャミングをする必要あり。)
ディスカッション内容は、流れに従って一般質問の後に記載します。
一般質問:志望動機 など(30分)
コンサル業界への志望動機を教えてください。
不動産ではなしえない課題解決に興味があったためです。地元東北の被災地を支えられるようになりたいと不動産業界に入りましたが、更に多角的な視点をもった人材になって活躍したいという気持ちが出てきました。コンサルで経験を積めば地方であっても様々な業界に働きかけることができると思い志望しました。
なるほど。数あるコンサルファームの中でなぜA.T.カーニーを志望されましたか?
前職は典型的なトップダウンの日本企業であったため、年次・役職が全てという環境でした。現場の声が届かない、若手の自分の主張は二の次三の次という文化がフィットしなかったのでもっと個とスキルが尊重されるような職場が希望としてありました。そして数あるファームの中でも特にATKは規模感で見れば他所より小さく、また話を聞いてみれば発言者でなく発言内容が評価されるカルチャーということでその特異性に魅力を感じたためです。
(ATKは独特なカルチャーをもったファームであるため、企業研究を十分にしたうえでフィットするかどうかが見定められるとエージェントから事前通知あり。)
続いてこれまでの社会人生活で力を注いてきたことを教えてください。
(新卒で渡米後の業務について説明。特に突っ込まれることもなく面接官は耳を傾けている様子。ATKは個のプレーが強いことからアメリカ現地で時に一人で仕事にあたっていたことが刺さったか?)
入社後のキャリアプランはどう考えていますか?
課題解決能力を養い、ベースとする地域ひいては復興が終わった後も被災地の活性化に繋がるような事業を生み出し挑戦していきたいです。英語が堪能であるためコンサルとして地方と世界を繋ぐ人間になりたいです。
ケース面接:菓子メーカーA社が売り上げを伸ばしていくうえでの優先国を資料をもとに定量的なデータを用いて順位付け(30分)
(市場規模等々から各国における売上高を算出、次いで成長性を加味した順位付けを説明。)
順位付けにおいて何故市場規模、成長性を優先したのでしょうか?
例えば関係者によるインタビュー内容は定性的であり面接の主旨にそぐわないと感じたためです。資料に目を通す際数値を重視するよう心がけました。
順位の低い国々でビジネスチャンスを生むにはどうすべきでしょうか?
(データ外の自前知識をもって可能性を説明、あくまで資料に則るようにと指摘を受ける。資料上の情報をもとになんとか解答。面接官あまり腑に落ちない様子。)
逆質問
面接官の入社理由を教えてください。
学業に傾注してきたため社会のことをあまり知らなかったんですね。そのため経営コンサルとして社会を俯瞰できる立場になり、いち早く成長が望めそうなATKをなんとなく選びました。
二次面接でもケース問題が課されると伺っていますがどのように対策するのがよいでしょうか?
出される問題についてはどうとも言えませんが、当社が持つ特徴や雰囲気を掴んで臨むべきですね。面接官とのコミュニケーション以上に思考力が重要です。
ということで一次面接は選考突破!
面接を受けた感想
- ケースにおいては、所々で指摘を受けたが、最終的には納得の行くプレゼンにできた。
- 資料の読み込み時間はまるで足りないのでスキャミングをする必要あり。
A.T.カーニー(KEARNEY)の転職に強い転職エージェントTOP3
私は難易度の高いコンサル転職においては転職エージェントを使用することをおすすめしています。
面接で落ちてからやっぱエージェントを使っておけばよかった・・・となっても遅いですからね。無料で利用できますし、後悔しないよう転職エージェントは使用しておきましょう。
A.T.カーニー(KEARNEY)への転職に強い転職エージェントTOP3
ランキング | 1位 | 2位 | 3位 |
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エージェント名 | コンコードエグゼクティブグループ | ムービン・ストラテジック・キャリア | アクシスコンサルティング |
総合型/コンサル特化型 | コンサル特化型 | コンサル特化型 | コンサル特化型 |
得意な領域 | 戦略系 | 戦略系 | 総合・IT系 (戦略系も少し実績あり) |
運営会社 | 株式会社コンコードエグゼクティブグループ | 株式会社ムービン・ストラテジック・キャリア | アクシスコンサルティング株式会社 |
設立 | 2008年 | 2000年12月25日 (前身となる株式会社ムービン設立は1997年) |
2002年4月 |
公開求人数 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 | 非公開 | 全体の77% |
料金 | 無料 | 無料 | 無料 |
無料相談申し込み |
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転職準備を入念に行い確実に面接突破を目指そう
A.T.カーニーの一次面接の選考体験は以上です。 よければ他の選考体験記事も読んでみてください!
≫参考:コンサル転職選考体験記の記事一覧