キャリーナ(careena)っていう新しい転職サービスがあるって聞いたけど、実際どうなの?
そもそもどんなサービスかわからないんだけど・・・使ってみた人の話を聞きたい!
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
本記事を書いている私は現在コンサルファームで働いています。
過去に3度ほど転職活動を行ってきました。
おそらく、一般的な人よりも転職活動に精通しており、転職ノウハウをこのブログで公開しています。
転職活動を行う中で、様々な転職サービスを使ってきましたが、今回紹介するキャリーナ(careena)は、これまでにない全く新しいサービスです。
実際に使ってみてその新しさを感じました。
そこで本記事では、転職活動に精通している私が、転職活動をしようとしている人向けに、キャリーナの概要や転職活動への活用方法を解説します。
目次
OB訪問のできる転職サービス:キャリーナ(careena)とは
キャリーナは、社会人同士でOB訪問ができるようにするサービスです。
メルカリなどと同じく、CtoCサービス(ユーザー同士でやり取りするサービス)に属します。
イメージがわきやすいようにOB訪問と言っていますが、出身大学は関係ありません。
転職やキャリア形成のために、興味のある職種や企業、働き方のリアルな情報を、経験者から直接話を聞くことができます。
またその逆に、自分のキャリア経験談を必要としている人に話すことで、報酬を得ることもできます。
2020年3月に公開された新しいサービスですが、公開前の事前登録で500人もの人が登録した注目のサービスです。
また、2021年9月時点で、累計ユーザー数が5,000人を突破しており、急成長中しています。
≫参考:社会人同士の転職OB訪問「キャリーナ」の累計ユーザー数が5,000人を突破
キャリーナ(careena)は以前はクリード(CREEDO)というサービス名だった
キャリーナは、以前はクリードというサービス名でした。
2021年7月にクリードからキャリーナへサービス名称を変更したそうです。
「キャリーナ(Careena)」という新しいサービス名称は、キャリア Career に場所を表す Arena を組み合わせた造語です。あらゆるキャリアナレッジがそろい、転職に代表される大きなキャリア選択の前に必ず使われるサービスを目指す決意を込めて、国境を越えて通用する “直球ど真ん中” のネーミングとしました。使い勝手やユーザーインターフェースも同時に刷新し、利用者を選ばない普遍的でミニマルなデザインを採用しています。
サービス名称は変わりましたが、提供しているサービス自体は変わりません。
むしろより使いやすくなっていると感じます。
キャリーナ(careena)は各種メディアにも取り上げられている
キャリーナは各種メディアにも取り上げられています。
特に有名なメディアに載った記事は下記です。
(一部、後述するキャリーナ運営会社として掲載された記事も含みます)
キャリーナが取り上げられたメディアの一部
- 日本経済新聞電子版:ブルーブレイズ、3000万円調達 転職者に「社員面談」
- 東洋経済オンライン:転職したい人が「社内に残る」ことを選んだワケ
- DIAMOND SIGNAL(ダイヤモンド・シグナル):“社会人こそOB・OG訪問”、社外の先輩から経験談を聞ける「CREEDO」は1年で3000人が登録
- TechCrunch Japan:HRテックのブルーブレイズが3000万円調達、都築代表が語る社会人同士のOB・OG訪問サービス「キャリーナ」の狙い
このように、各種メディアにも注目されているサービスです。
転職サービスキャリーナ(careena)の運営会社
このような斬新なサービスですが、提供会社は株式会社ブルーブレイズという、2019年8月に設立されたスタートアップです。
東大出身の都築さんという方が代表をされています。
会社立ち上げのきっかけは、パレスチナで出会った5歳くらいの少女とのエピソードだとか。
「インターネットも自動車もない昔よりも、現代は格段に便利な世の中です。でも、『ゆえに世界は良くなっている』と結論づけて本当に良いのだろうか? そんなことを考えながら混沌とした印象のパレスチナの街を歩いていると、道端で5歳くらいの少女を連れたお父さんに出会いました。立ち話をしながら、特に深い理由もなく『娘さんの将来の夢は何?』と聞きくと、さっきまでニコニコしていたお父さんがムッとした表情でこう言ったのです。『夢なんてあるわけないだろ。ここは戦場だぞ』と」
引用元:キャリア経験談を共有できるサービス「CREEDO」が事前登録を開始ー東大卒社長が「キャリアシェアという文化づくり」目指して起業
このやり取りを通じて、夢を語れる人=志を持てる人を増やしていきたいと思ったそうです。
自分の夢を持つには、何かのきっかけが必要です。
きっかけをつかむには、自分の属性・職種・境遇に近い人のキャリアを知り、何かしらのヒントを得ることが重要。
しかし、現状では、成功者や有名人などのキャリアはインタビューなどで広く知れ渡っていますが、もっと身近の等身大のロールモデルになる人のキャリアを知る機会がありません。
そこで、キャリーナというサービスを始めて、自分の身近な人のキャリアを聞けるようにしたんだとか。
この話だけでも非常にアツい人だというのが伝わってきますね!
転職サービスキャリーナ(careena)でできること
さて、そんなアツい都築さんがリリースしたキャリーナでできるは、下記です。
それぞれ解説します。
他の人にOB訪問して経験談を聞く
キャリーナでは、登録している方の中で、気になるキャリアの人がいたらその話を聞くことができます。
ちなみに、2021年3月時点で登録している方の所属企業は下記などで、700社以上とのこと!
これだけたくさんの会社の人が、以下のように話すテーマをあらかじめ設定しているので、その中から興味のあるテーマを選ぶことができます。
各経験談に書いてある金額が、支払う料金です。
料金は、話し手側で決められるので、無料のものもあれば、500円や1,000円程度のものもあります。
なお、登録自体は無料ですし、2021年3月時点ではテーマの半分以上が無料です。
ちなみに、このブログ読者に多そうなコンサル志望者向けに、みんな大好きデロイトで検索すると以下のようなトークが表示されます。
≫参考:【例文付き】デロイトの志望動機の作り方【Big4の中での特徴も解説】
さて、続いて例えば上図2段目の一番左を選択すると、以下のような画面に飛びます。
この人がどんな人か知りたければ、下の方にスクロールすると、プロフィールが表示されます。
東大の院まで行っているすごい方ですね…!!
ぜひ聞いてみたいと思えば、申し込みボタンをクリックします。
すると、以下の経験談申し込みページに飛びますので、希望日時や希望時間などを入力して申し込みを行います。
記載のように、面談時間は30分と60分から選ぶことができ、ビデオ通話も選ぶことができます。
あとは話し手と聞き手で日程調整をして実際に面談を行います。
キャリア特化記事「キャリーナブログ」を読む
キャリーナ上には、キャリアに特化した記事の「キャリーナブログ」が掲載されています。
キャリーナに登録した様々な社会人が、自身の経験からキャリアに役立つ情報を載せています。
画面イメージはこんな感じです。
例えば一番左上の、鬼速でPDCAの「P」を正しく回す方法について解説します!を見てみると、下の画面に遷移します。
画面イメージはnoteというサービスに近い感じですね。
こんな感じで、社会人の先輩からキャリアに役立つ情報を入手することができます。
他の人からのOB訪問を受けて経験談を話す・キャリーナブログを書く
先ほどと逆で、自分のキャリアの経験談も話すことができます。
また、自身の経験をキャリーナブログに書くこともできます。
転職活動を行う上では、あまりメリットにはなりませんが、料金設定次第ではお小遣い稼ぎにはなります(笑)
もし、ちょっと気になった方は、ぜひご自身の経験談も登録してみてください。
キャリーナ(careena)のOB訪問を転職活動に活用する方法
転職に活かせるのは、他の人の経験談を聞く方です。
実際に使ってみてわかりましたが、転職活動へは次のように活用できます。
転職先を考える参考情報として利用する
キャリーナで経験談を聞くことで、転職先を考える際の参考情報として利用できます。
話を聞いた会社の実態を知ることができるからです。
通常の面接などでは、社員の方は会社の人間としてきているので、なかなか本音を話すことができません。
一方、キャリーナでは、会社とは関係のないところで会話ができますし、ニックネームで登録もできるので、会社の実態を遠慮なく話すことができます。
これにより、内部の実態を正確につかんだ上で、ほんとにこの企業に応募するかのどうかを考えられるようになります。
志望動機の論理補強に利用する
キャリーナで聞いた経験談をうまく利用すると、志望動機の論理補強に利用できます。
例えば、以下みたいな感じです。
働いてある人に聞いたが御社での仕事では〇〇にやりがいを感じられると聞いた。
私は〇〇にやりがいと感じる仕事をしたいと思っていたので、御社に入社し、成果を出しつつやりがいを感じたい。
この〇〇に入る場所を経験談の中から聞くイメージです。
【例文付き】コンサル転職時の志望動機の作り方でも解説していますが、実際に働いている人の話を論理補強に使うと、面接官は反論しづらかったりしますので、オススメです。
【補足】リファラル獲得で転職活動が楽になる!?
経験談の中には、時々「リファラル採用実施中」というタグが張られている場合があります。
例えば下記です。
これは、その会社の人が、いい人だったら採用したいと考えている時に貼られるタグです。
このような人と話をして、いいな・採用したいなと思ってもらえたら、そのまま採用パスにのることができるそうです。
もし、自分の応募したい会社の人がメンバー募集中のタグを出していたら、一度話を聞いてみましょう。
キャリーナ(careena)へ登録しOB訪問する方法
最後に、こんな画期的なサービスであるキャリーナへ登録する手順を解説します。
1.キャリーナホームページにアクセスする
上記の「キャリーナホームページ」からでも、こちらからアクセスできます。
2.Facebookで無料登録・ログインをクリックする
2021年11月現在、Facebookと連携しないと登録できないみたいです。
その方がなりすましが減るので良いと思いますが、もし持っていない方がいればまずはFacebookアカウントから作りましょう。
3.氏名・生年月日・アドレスなどの基本情報を入力する
4.職歴・学歴などのキャリアに関する情報を入力する
これで登録完了です!
続いて経験談の入力ページが出てきますが、他の人の話を聞くのがメインであれば、経験談の入力は後回しにしても問題ありません。
経験談を検索するページに行けると思うので、さっそく興味のある話を申し込んでみましょう!
転職サービスキャリーナ(careena)のOB訪問を活用して理想のキャリアを歩もう
以上、いかがでしたでしょうか!?
キャリーナを使ってOB訪問を行うことで、転職を考えている会社の実態を把握できます。
あらかじめ仕事内容・働き方を正確につかんでおくことで、入社後のギャップをなくし、理想通りのキャリアを歩めるようになりましょう!