
コンサル転職の面接で、実際に出題されたフェルミ推定・ケース面接の問題と、実際の回答例や面接官に突っ込まれた時の返答例をまとめています。
今回は「ネットフリックスのコンテンツ数」です。
目次
このお題について
BCGの一次面接で実際に出ました!
BCGを受ける予定の方は一度挑戦することをおすすめします。
本記事の特徴
1.実際のコンサルの面接で出たことのあるお題を使用
⇒今後も出る可能性の高いお題を練習できる2.情報共有いただいた方の回答と選考結果を記載
⇒選考突破にどれくらいのレベルが求められているのかわかる
3.実際の面接で面接官から突っ込まれた内容と回答を記載
⇒面接官とのディスカッションの準備ができる
※実際の面接の通過状況から、3が一番重要だと感じています
転職者のプロフィールと選考結果
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最終学歴:中央大学法学部卒
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職歴:新卒⇒GAFA
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選考時期:2022年
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選考を受けた際の年齢:26歳
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選考結果:見送り
本記事を活用した面接の練習方法
1.指定した時間で回答を考えてみる
※わからなくてもとりあえず答えを出すことが、上達の上でも、実際の面接対策の上でも重要です
2.回答例と比較する
3.面接で聞かれた質問を確認し、自分ならどう答えるか考える
4.回答と比較する
なお、そもそものフェルミ推定が全くわからないという方は、まずこちらの『【まとめ|例題と解答付き】フェルミ推定とは?やり方や考え方は?』を読んでください。
知識ゼロの状態からフェルミ推定の面接を突破できるようになるまでの対策をまとめています。
お題再掲
では、お題を再掲します。
ネットフリックスのコンテンツ数は?(7分)
実際の面接での回答や、やり取りを記載していますので、非常に参考になると思います!ぜひ読んでみてください!
ケース問題:ネットフリックスのコンテンツ数は?
転職者の回答
前提:Netflixにおいては、コンテンツ保有企業との契約によって映像コンテンツの拡充・配信を行っている。
算出式:国内コンテンツ制作企業数×保有コンテンツ数×契約率
詳細:配信のジャンルは大きくアニメ・ドラマ・映画に分別でき、国内の主要制作企業はそれぞれ10社・10社・5社と考えられる。
また保有コンテンツ数は、アニメ・ドラマは企業ごと、1日に約2本で週14本、これがクールごとに変わる為に年間の制作数は1社あたり14本×4クール=56本。映画は1クールに1本として4本。また、現状保有しているコンテンツはざっくりと20年分と仮定した。
最終的な契約率は、全ての作品を対象に契約する訳ではないと考え、約20%と仮定した。以上より、具体的な数値は(10×56×20+10×56×20+5×4×20)×20%=2,320本となった。
本回答への面接官のコメント
■質問
自社コンテンツの存在もあると思うが、それに関してはどう考えるか
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■回答
確かに観点から抜けておりました。算出を行うのであれば、以下の手順で算出できると考えます。
①会員数を算定し売上を算定
②人件費等の原価率を算定し差引き、コンテンツ作成への投資可能額を算定。
③1自社コンテンツの作成費を仮定。上記投資可能額を左記作成費で割り、年間コンテンツ数を算出。
④Netflixは5年前から作成に着手したと仮定し、上記年間コンテンツ数を掛けて最終的に算出。
■質問
海外のドラマや映画の取り扱いはどう考えているのか
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■回答
海外ドラマ・映画であっても、基本的に日本国内での配給の際は、日本企業が契約を締結し、そこが配給元となると考えられる。
その為、上記年間の制作数の中に含まれると考えた。
本お題を解いてみた転職者の感想
・正直現状でも適切な解法が思い浮かばない設問。
・正直全く満足のいく回答ではなく、反省点や評価されなかった点は以下と考えられる。
①国内か海外かを明確に定義していなかった点
②保有コンテンツ数の年数に明確な根拠がなかった点
③自社コンテンツの観点が漏れていた点
以上、いかがでしたでしょうか?
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