ディスプレイ業界の分析 1/2 ディスプレイ業界概要

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

本記事は内容に広告・プロモーションを含みます

以前読んだ経営分析のリアル。
その中で述べられていた、事業の勝ちパターン。
目から鱗の内容だったので、
この内容を基に、自分なりに業界分析をしてみたいと思う。

ちなみに、勝ちパターンをまとめた記事は以下。

事業の勝ちパターン~経営分析のリアルより~

今回対象とするのは、ディスプレイ業界。
(テレビのディスプレイじゃないよ!)
とある縁でこれからちょっとだけ関わることになるので、
勉強もかねてせっかくだからやってみる。

主に参考にさせていただいた文献は、以下。
リンクはこちら(PDFです)

ディスプレイ業の概要と展望
「乃村工藝社からみる商環境創造力の考察」 , 大田原ゼミ5期生3班

<注意>
こちらに記載の内容を基に、自分なりの解釈を加えています。
本文献の内容を理解したい場合は、リンク先からちゃんと読んでください。

■ディスプレイ業界って何する業界なの?

ディスプレイ業界の定義が↓。(テレビのディスプレイじゃないよ!)

ディスプレイ業(-ぎょう)とは、 主として販売促進、教育啓蒙、情報伝達等の機能を発揮させることを目的として、店舗、博覧会々場、催事などの展示等に係る調査、企画、設計、展示、構成、製作、施工監理を一貫して請負い、これら施設の内装、外装、展示装置、機械設備(音響、映像等)などを総合的に構成演出する業務を行う事業所をいう。-Wikipedia (URLはこちら)

長くてよくわからないが、
要は商業施設やイベント会場などの空間をいい感じにして、人を集めたり、モノを買ってもらいやすくしたりすることを生業としている業界である。

具体的にはどういい感じにするの?って人が多いと思う(私もその一人)。
そんな人のために、業界最大手の乃村工藝社実績を3つ紹介する。
(全て乃村工藝社のホームページより引用)

①星野リゾート OMO7 旭川(リンクはこちら)

②スターバックス リザーブ(R)ロースタリー 東京(リンクはこちら)

③ひだ宇宙科学館 カミオカラボ(リンクはこちら)

すごくない?こんな映えまくり空間を作っているのである。

■どれくらいの大きさの市場なの?

そんな映えまくりのディスプレイ業界の市場規模がこちら。
(矢野経済研究所より。リンクはこちら)

<ポイント>
・市場規模は、2018年度で1.6兆円
・新装開店・オリンピック・インバウンド等の需要により年々大きくなってきている。

■どうやって空間作りを進めるの?主な企業は?

本記事の最後に、ディスプレイ業界の業務の進め方と
主なプレイヤー(上場企業のみ)をまとめた。
なお、業務の進め方は乃村工藝社のホームページを基に作成している。
(リンクはこちら)

<ポイント>
業務は、空間作り(企画~施工)、運営管理までの流れがある。
※ ほとんどが空間作りで、運営管理は大手でも一部のみ
大手企業が企画~施工まで一貫して請け負い
制作や施工は、子会社や協力会社に発注する
2大業者の乃村工藝社・丹青社を除き、大手は得意な施設・催事が異なる
顧客は商業施設(44.6%)が主。他にも飲食店、展示会、美術館等がある

以上、ディスプレイ業界の概要を簡単にまとめた。
次回の記事では、ディスプレイ業界の勝ち方についてまとめる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加