以前読んだ経営分析のリアル。
その中で述べられていた、事業の勝ちパターン。
目から鱗の内容だったので、
この内容を基に、自分なりに業界分析をしてみたいと思う。
ちなみに、勝ちパターンをまとめた記事は以下。
今回対象とするのは、ディスプレイ業界。
(テレビのディスプレイじゃないよ!)
とある縁でこれからちょっとだけ関わることになるので、
勉強もかねてせっかくだからやってみる。
主に参考にさせていただいた文献は、以下。
リンクはこちら(PDFです)
<注意>
こちらに記載の内容を基に、自分なりの解釈を加えています。
本文献の内容を理解したい場合は、リンク先からちゃんと読んでください。
■ディスプレイ業界って何する業界なの?
ディスプレイ業界の定義が↓。(テレビのディスプレイじゃないよ!)
長くてよくわからないが、
要は商業施設やイベント会場などの空間をいい感じにして、人を集めたり、モノを買ってもらいやすくしたりすることを生業としている業界である。
具体的にはどういい感じにするの?って人が多いと思う(私もその一人)。
そんな人のために、業界最大手の乃村工藝社実績を3つ紹介する。
(全て乃村工藝社のホームページより引用)
①星野リゾート OMO7 旭川(リンクはこちら)
②スターバックス リザーブ(R)ロースタリー 東京(リンクはこちら)
③ひだ宇宙科学館 カミオカラボ(リンクはこちら)
すごくない?こんな映えまくり空間を作っているのである。
■どれくらいの大きさの市場なの?
そんな映えまくりのディスプレイ業界の市場規模がこちら。
(矢野経済研究所より。リンクはこちら)
<ポイント>
・市場規模は、2018年度で1.6兆円
・新装開店・オリンピック・インバウンド等の需要により年々大きくなってきている。
■どうやって空間作りを進めるの?主な企業は?
本記事の最後に、ディスプレイ業界の業務の進め方と
主なプレイヤー(上場企業のみ)をまとめた。
なお、業務の進め方は乃村工藝社のホームページを基に作成している。
(リンクはこちら)
<ポイント>
・業務は、空間作り(企画~施工)、運営管理までの流れがある。
※ ほとんどが空間作りで、運営管理は大手でも一部のみ
・大手企業が企画~施工まで一貫して請け負い、
制作や施工は、子会社や協力会社に発注する
・2大業者の乃村工藝社・丹青社を除き、大手は得意な施設・催事が異なる
・顧客は商業施設(44.6%)が主。他にも飲食店、展示会、美術館等がある
以上、ディスプレイ業界の概要を簡単にまとめた。
次回の記事では、ディスプレイ業界の勝ち方についてまとめる。